日本一時帰国中 3

曇ってる東京.jpg今回の一時帰国で、自分自身に「おや?」と思うことがけっこうあります。以前は当たり前だったこと、普通にしていたことに違和感を感じたり、「こんなんだったけ?」と首をひねることがちらほら。私も随分タイ人寄りになったのかなあと思ったことを、今回はお話したいと思います。

その前に、今日の東京もたいして暑くない1日でした。夕方日が差したものの、雨が降ったり止んだりで気温はさほど上がらず。母や街を歩く人を見ると暑そうなんですが、節電で弱冷房の電車やバス、建物の中でも大して苦痛を感じない7月終わりの東京。これも、肌感覚、温度感覚がタイになっているんだろうなと思ったり。

肌感覚ではお風呂の温度もしかり。設定を41度にした湯船に手を入れて思わず悲鳴。やけどするかと思った。昔は熱いお風呂が好きで毎日入っていたのに、タイの自宅ではほとんどお湯を張らない。熱い水の中に浸かる意味がわからなくなってしまった私の肌は、日本のお風呂でびっくりしちまいました。

これじゃあ、温泉なんか行けたもんじゃないなあと、お風呂の国日本で生まれたのに、ちょっとさびしい気がしなくもない肌感覚の変化です。

おっかしいな、とお風呂上りの夕飯での出来事。一日目は、純和食を食べたい私のリクエストに答えて、母が鮭、お味噌汁、ほうれん草胡麻和え、高野豆腐、ひじきの煮物、サラダを作ってくれました。YEBISU片手にまずは鮭を一口、

鮭ってこんなにしょっぱかったか.jpg「しょっぱーーー」。

塩鮭だったそうですが、水で洗って塩はかなり落としたそう。私の食べた切り身がたまたま塩気が強かったのかと母に一口食べてもらったら、

「こんなの普通よ、昔食べてたじゃない」、ときた。

鮭だけでなく、ほうれん草の胡麻和え、ひじきもしょっぱく感じました。味が濃いのではなく、塩味が強いのが舌にびんびんきたんですね。

またも、おっかしいな。

ところで、私の実家のキッチンには砂糖がありません。来客用のコーヒー専用スティック砂糖が数本あるのみ。母は昔から料理に砂糖は使わない人で、甘いものは好きなくせに、玉子焼き、酢の物などにお砂糖を入れるのを嫌う。

ブラウンシュガーを愛用.jpg一方、タイの家のキッチンには砂糖が大量に常備されています。タイ料理に砂糖は欠かせない調味料。甘さを出すというよりは、コクを出す大事な役割を担っており、麺物の店には唐辛子、ナンプラー、酢とセットで必ず置いてあります。コーヒーにしたって、大さじ1杯くらい使いますからね。

塩はどうかというと、タイではしょっぱさを出すのは塩よりナンプラーが主流です。ですので、タイの家のキッチンには塩はあるけど少量、切らしててもマイペンライ。日本のキッチンには欠かせない塩と、タイのキッチンに欠かせないお砂糖。という背景から考えるに、私の舌は「塩」に過敏反応するのようになったのではないか。子供も同じ反応でしたからね。ごめんよ、お母さん。

今夜あるテレビ番組で「砂糖を乗せて焼く焼肉」が紹介されてましたが、おいしそうに見えました。ということは、脳内の味覚を感知するところが甘みに甘く、しょっぱさに敏感になってきたのかな。

街中で見かける、塩バニラとか塩キャラメルにはちょっと手が出ない・・・おいしいの?