ダウニー

いい匂いがするんです.jpgタイ人は綺麗好き、そして香り好き。

年中夏の国ですから、汗をかいたらシャワー、汗をかいてなくても起きたらシャワー、出掛ける前もシャワー、帰ってきたらまずシャワー、と日に何回かシャワーを浴びます。でシャワーを浴びたら天花粉。あらゆる香りの粉を全身にまぶして洋服を着ます。

この洋服がまたいい香り。自然な香りが仄かに漂う。これ女性に限らず。男性の衣類からもいい匂いがするんですね。今日はその香りの秘密についてお話したいと思います。

タイでのお洗濯に欠かせないもの、それは柔軟材。柔軟材とは本来衣料をごわごわから守るための液体。いくつか種類があり、衣料をふわふわにするもの、静電気を防ぐもの、そして香りをつけるものなどがあります。

実は私、日本で一人暮らしをしていた頃、柔軟材を使用しておりませんでした。実家も使っていなかった、という理由もありますが、そこまでメジャーな生活必需品でなかったように思います。なので、柔軟材デビューはここタイだったのですが、スーパーの「柔軟材コーナー」には、棚一面にずらーっと柔軟材が並んでいます。小さいボトルのテスターが置いてあって、数多くある柔軟材から自分の好みに合った香りを探す、香水を買うときのような気分で柔軟材を選べます。つまり、タイでの柔軟材の位置づけは「ふわふわにする」よりも「いい香りにする」ためのものなのです。

みんな大好きね.jpgいくつかのメーカーがありますが、なんといっても「ダウニー」が人気ではないでしょうか。ダウニー(Downy)をウィキペディアで検索すると

 『ダウニーとは、P&Gがアメリカ・東南アジア・メキシコで発売している衣料用柔軟仕上げ剤のブランド名。(途中略)

 日本国内で入手できるダウニーはアメリカ製と、タイ製、メキシコ製の3種類があり、どちらも国内メーカーの柔軟剤より価格が割高だが、後者はアメリカ製よりも比較的安価で流通している。 ウルトラダウニーと表記があるものに関しては濃縮タイプで香りが長続きするように処方されている。

日本の奥様雑誌などで「ハワイに行ったらまずABCマートで買うんです」とか、「LAのTargetで大量買いだめ」とかって、セレブ風奥様がダウニー片手に写っている誌面を読んだことがあるようなないような、日本では海外からの輸入品しかない貴重な柔軟材みたいですね。

ダウニー最初の3種.jpgタイには2008年に上陸し、国内の工場で生産されています。最初は3つの香りでしたが、現在はウルトラダウニー2種などが加わり、結構なラインナップが揃っています。テレビCMも頻繁に流れますが、ダウニーはその香り自体がそのまま口コミで宣伝になるのではないか、というくらい人々の鼻を虜にしている感があります。

ダウニーの特徴は、第一に濃縮タイプであること。それまでタイで販売されていた柔軟材は、ボトルキャップ2杯くらい入れてもOKでしたが、ダウニーはキャップ半分でOK。タイ人の大好きな形容詞「ケムコン(しっかりこってり)」を実現した初の柔軟材でした。そして第二に香りが長続きすること。洋服を身に着けた瞬間にフワッと漂う香りがほぼ一日持続する効果は香水に引けを取らない。下手な香水を使うより、ダウニー臭の方が異性を引きつけそうな勢いです。

サンライズフレッシュ.jpgかく言う私もダウニー党でして、他のメーカーの柔軟材より多少価格が高めではありますが、発売以来リピーターです。スーパーでも、ダウニーに限り必ずどれかしらの香りが品切れ。値段は多少変動があるものの、ボトル入りの小さいタイプが52バーツ、詰め替え用リフィルは39バーツ前後です。

 いくつか香りがあるものの、ダントツの人気は発売当初からある水色のボトルの「サンライズフレッシュ」ではないでしょうか。衣料はもちろん、寝具やカーテンからこの香りが漂うと、なんともいえない幸せな気分になります。お隣の家や、街ですれ違った人から漂う香りもこれが一番多いですね。

最近はCMにつられて、赤いパッケージの「Passion」も試してみました。CMでは、女性新入社員がお局さんに「いつもいい香水ね」「え?あ、これダウニーです」みたいなやり取りをするんですが、通常のダウニーよりも更に香り強さと持続性がしっかりしたタイプです。

PassionCMの一こま.jpgソフト→甘い→情熱的となんと3段階の香りの変化があり、香水に置き換えたら「トップノート、ミドルノート、ラストノート」、本格的じゃないですか。確かにこちらのダウニーは、前述のサンライズフレッシュよりだいぶ濃厚です。薄手のお出かけ用ワンピースなんかにいいですね。でもやっぱり日常使いはサンライズフレッシュかな。

嗅覚は、視覚や聴覚など他の感覚に比べると記憶を呼び起こす作用が強いそう。ダウニーにしてやられたと思いつつ、しばらくは抜け出せそうにないそんな香りの柔軟材、是非お試しください。多分病みつきになると思いますけど。

そう言えば日本のネットショップではタイの現地価格の3倍くらいの値段で売ってますが、次回の日本土産に喜ばれるかも。プリッツラープ味よりも受けそうだわ。