涙なくしては見れないテレビCM

ううぅ、泣ける.jpg義理の姉とテレビを見ていたときのこと、「あ、このCM絶対泣くよ」。

涙脆くはないと自覚してはいますが、ときどきタイの映像を見て「やばい」と思うことがあります。テレビドラマはチープでお粗末な感じありありなのですが、ひとたび映画になるとホラーは必要以上に不気味だし、恋愛ものは必要以上にリアルで泣ける。しかし、今回の「涙もの」は2時間近くストーリーを引っ張られる映画でなく、3分あれば十分なテレビコマーシャル。

早速、日本のサイトでも取り上げられていました。

Pouchより

子を持つ親であれば誰しも、子どもの幸せと健康を願うものです。思いはなかなか伝わることがなくても思い続けてくれているのが、親なのかもしれませんね。そのことを教えてくれるタイの生命保険会社の、素晴らしいCMをご紹介したいと思います。

このCMは聴覚に障がいを持つ父親とその娘の物語です。手話で自らの意思を伝える父親、そして思春期で難しい時期を迎える娘、ふたりの気持ちはすれ違って行くのですが......。

CM作品の制作を手がけたのは、世界120カ国に拠点を置くマーケティング会社の「オグルヴィ・アンド・メイザー」です。そのアジア支社が「タイ生命保険」の依頼で制作したものです。実は同社は、2009年にも同じくタイ生命保険のCMで、高い評価を得ており、アジアの広告コンテストでグランプリを受賞しているのです。

CMの一コマ.jpg2011年8月に、最新作品「Silence of love」をYoutubeに公開されました。その内容は父親と娘のすれ違いを描いたものです。聴覚に障がいのある父親は、手話で必死に娘とのコミュニケーションを図ろうとします。しかし思春期の娘は、学校でいじめに遭い、「もっとまともなお父さんだったら良かった。話を聞いてくれるお父さんだったら良かった」と、願う日々が続いていたのでした。

そんな矢先、娘の誕生日のことです。内緒で誕生日ケーキを準備して、娘が部屋から降りてくるのを待ってた父親は、娘の部屋からの大きな振動を感じました。駆けつけると、そこには、自ら命を絶とうとした娘の姿が......。

父親はこの日、娘に伝えようとしていたことがあります。

「私は生まれつき耳が不自由で話すこともできない。本当に、ごめんね。ほかのお父さんたちのように、話すことができない。でも、わかってほしい。お前の事を心の底から愛している」

病院に担ぎ込まれた娘をなんとしてでも助け欲しいと、父親は自らのすべてを捧げると医師に懇願するのでした。

とても短い映像ですが、涙なくして見ることはできません。命の大切さ、そして自分のことを思っている人がいるということを、気付かせてくれる素晴らしいCM作品です。決して仕事中には見ないでくださいね。涙が溢れて仕事ができなくなりますから。

さて、問題のCMはこちらから→

http://www.youtube.com/watch?v=feVOv1hvxfU&feature=player_embedded

どうです?リアルでしょ、泣いちゃうでしょ。

2007年にも生命保険のCMで、高校生が妊娠し父激怒、でも父は「子供の子供を愛さないわけがないだろう」と言って生まれたばかりの孫を抱き上げるものがありましたが、これにも泣かされた。今回のCMもそうですが、ただ泣かせるのでなく、考えさせられる。

他にも、ヘルメットを被らなかったばかりに後ろに乗せてた愛妻の体を不自由にしてしまった、大丈夫大丈夫という友人の誘いに負けて飲酒運転した結果命を失った、など、社会にある問題を痛切にリアルに表現したCMがあります。

全てに共通するのは「生と死」。人間である以上誰もが向き合っている永遠のテーマ。

それにしても、今回のCMには何度泣かされたか。もうわかったから見たくない、と言いつつ流れると画面に釘付け。皆さんはどうでしたか?