酒茶翁(ささおう) @エカマイ

おいしい秋です.jpgタイに数ある和食レストランの中でも、日本から食材を空輸している店では、日本の四季の味、旬を楽しむことができます。先日ご紹介した和食の「葵」や鮨忠などでは、この時期何といっても「秋刀魚」を美味しく料理してくれます。

そもそも秋と言えば「実りの秋」、「食欲の秋」。タイにいたって、美味しい日本の秋を楽しまない手はありません。そこで今回、グルメな友人と連れ立って行ったお店が、今日ご紹介する和食ダイニング「酒茶翁(ささおう」です。

場所はエカマイソイ4。スクンビット通りから入って右側、ビッグCの二つ手前のソイの中にお店はあります。エカマイと言えば、大きなクラブがあることで有名だったりしますが、実は一歩ソイの中に入るとお屋敷街なんですね。このエカマイソイ4も然りで、両サイドには大きな門構えの邸宅がずらっと並んでいます。更に奥に進むと「酒茶翁」あります。

ゆったりした店内.JPG元は誰かが住んでいたであろう一軒屋のお店は、なんとも雰囲気があり、一言で表現すれば「バンコクの隠れ家」ですね。辺りは住宅街ですから、まさかこんな所に和食のお店があるとは、と初めて行ったときは思いましたが、バンコクの日本人には有名なお店です。

お店の中に入って右側にはお茶の間、そしてバーカウンター。左に曲がると広いスペースになっていますが、テーブル席、ソファー席がポツンポツンと実に贅沢でゆったりした配置で置かれています。さすがバンコクの隠れ家、隣のテーブルが非常に遠くて、個室ではないのにどのテーブルにもプライベート空間が作り出されています。

和が引き立つ.JPGこげ茶色がベースの店内には、水色やアイボリーなどの爽やかな和テイストたっぷりの色を使った家具や暖簾、お皿のひとつひとつが映えます。食べる前から期待の高まる雰囲気です。2階には個室があり、接待で使われることも多いらしく、今回1階のテーブル席に座っている間も、何組か団体が上がっていきましたね。

さて、今回の目的は「秋の味覚」。実はここ、2ヶ月に一度メニューが変わり、四季ならぬ八季の味が楽しめるんですね。お品書きにはいくつもの新メニューが並び、実に悩まされます。

 

マーボーきのこ.JPG1品目は「麻婆きのこ」。秋のきのこを数種類使ったメニューにまず飛びつきました。出てきたお皿を見て友人「赤っ!」。写真ではだいぶ茶色が強く写っていますが、かなり辛そうな赤い色の一品。きのこのほかに、春雨、豚のひき肉、ねぎなどが入っているところも麻婆です。一口食べた友人が「辛っ!」、見た目を裏切らない辛さが効いていましたよ。山椒の入らない日本風のお味、ですが辛さはタイ人にも受け入れられるレベルでしたね。しかしこの麻婆、一番最初に来て、最後の最後までお箸が止まらなかった。焼酎との相性最高です。

 

牛筋のカレー煮込みとナン.JPG2品目は「牛肉のカレー煮込みとナン」。牛筋をトロトロになるまで煮込んだものが、濃い目のカレー味がしっかり点けられていて、そのまま頂けばおつまみに、一緒に出てくるナンにくるめばガツンとお腹にたまる一品。見た目はインドなんですが、牛筋はカレーだけでなく和風出汁も効いているので、ほかほかのご飯ともあわせたくなるような感じ。また、ナンは間にドライカレーが薄く入っているので、ダブルでカレーの味を楽しめました。

 

3品目は「鉄火巻」。ナンを頼んでおいて、巻物。炭水化物続きですが、お腹が空いてたんです。鮮魚を使った刺身、鮨も美味しいことで有名なこのお店。ですので、人数に合わせてどちらかは頼むといいですね。

今回、飲み物はビールでスタート。YEBISUが2種とサッポロ黒生がありました。まったくにくいチョイスです。ビールのお次は焼酎。なんと日本酒と焼酎合わせて100種類ほど取り扱いがあるらしい。もちろんキープもできるので、お酒に詳しい人のアドバイスを聞いてボトルで頼むことをお勧めします。 

餃子鍋.JPG他にも何品か頼んで、〆は「餃子鍋」。普段お酒が入ると、あまり食が進まないのですが、ここのメニューはどれも食べてみたい、ちょっと味見してみたいものばかり。大勢で行けば、少しずつ味わうことができますから、いつもは食べないような〆を選ばせてもらいました。餃子と白菜、韮がたっぷり入った鍋を、テーブルの上でコンロで煮立たせます。ぐつぐつの鍋をハフハフ。いやあ、日本人に生まれてきてよかったと、出汁の味でプリンプリンの餃子を頂きました。

他にも「チーズ刺身」、「鯛のとろろ蒸し」など試したいメニューがたくさんありましたが、また来ることにしましょう。20代の頃、流行っていたこともありよく創作和食レストランに出掛けましたが、こちらはお値段もお味も上。本格的な大人の和食ダイニングとしてお勧めします。

酒茶扇カード.jpg酒茶翁(ささおう)

営業時間:17:00-24:00(定休日無し)

電話:0-2714-0192(予約した方がいいです)

住所:15 Ekamai Soi 4, Sukhumvit 63, Prakanong, Wattana, Bangkok 10110