ガソリンスタンドにWiFi

いつも絡み合っていました.jpg思えば、初めて街角で「Wifi」の文字を目にしたのはタイでした。日本にいた頃、ネットに繋ぐときはオフィスでも自宅でも有線が基本、オフィスではデスクの下に複雑な配線が絡み合い、誰かが踏んだり足を引っ掛けたりしては断絶なんてこともよくあったものですが、タイに来てみたら販売されているPCは無線対応のものばかり、こちらでOLをしていたときのオフィスなんか、ネットも印刷も無線で実に快適でした。

休みの日は、日本の家族や友達とSkypeのビデオ通話をしがてら、スターバックスに通ったり。ネット接続料は割高ではありましたが、画像も音も良く途中途切れることもなく、周りを見渡してもネットをしている人が多かったものです。

スマートフォンが急速に普及した今では、カフェのみならず街のいたるところにWifiスポットができています。デパートやショッピングモールでは、インフォメーションで番号を貰えば数時間無料でWifiが使えるところが殆ど。実に便利な世の中です。

夜友達と飲みに行っても、都心の人気店では大概フリーWifiがありますますから、携帯で写真を撮っては、3Gより安定性の高いWifiに切り替え楽々とSNSに投稿したり、動画も安定して見ることができます。

ますますネット環境が好調になりつつあるバンコクですが、なんと今度はガソリンスタンドにWifiが設置されるとのこと。タイでは「ガソリンスタンドでは携帯を使用してはいけない」のが鉄則。しかし、それはどうやら都市伝説だったようで・・・

Wireless Wire Newsより

タイのガソリンスタンド.jpgタイ石油公社(PTT)と大手通信事業者TOT(旧タイ通信公社)が提携し、PTTの国内のガソリンスタンド1,000店に無料のWi-Fiアクセスポイントを今年末までに設置する計画が発表された。500店については3ヶ月以内に提供される。

1店当たりアクセスポイントは1基または2基設置され、平均スピードは2Mbps程度。1基当たり16ユーザが同時接続できる。TOTの投資総額は1,000万バーツ(1バーツ=2.52円換算で約2,520万円)で、ガソリンスタンドから毎月1,000バーツ(約2,520円)を徴収することで回収するという。ユーザは無料で利用できるが事前にユーザ名とパスワードを登録する必要があり、1日トータルで2時間以内、1セッションは連続で30分以内の利用に制限される。

タイだけでなく多くの国には、ガソリンスタンドで携帯電話を使うと静電気で引火して爆発の危険があるという「都市伝説」がある。2000年ごろから広まった噂で、そもそもは携帯電話メーカーが操作マニュアルに過剰な注意書きをしたためとも言われている。国によってはガソリンスタンドの給油機に給油中は携帯を使わないよう呼びかけるステッカーを貼っているところもあり、タイもその1つ。

やっぱりちょっと怖い.jpgそもそも携帯電話やアクセサリーではなく、人体に溜まった静電気が火花を発して引火する恐れがあるということらしいのだが、携帯電話はダメで、スマートフォンやタブレット、PCなどを利用すると思われるWi-Fiは無料スポットというのはどういうことなのかと疑問視する向きもあるようだ。ガソリンスタンドで30分、インターネット接続をするという姿も想像しにくいが、このプロジェクトは公共の無料インターネット接続を推進する政府の方針に従ったものだとPTTの当事者は語っている。

その仕組みがわからないまま私もこの都市伝説に乗っ取り、ガソリンスタンドでは携帯を使わないようにしていたのですが、実は大丈夫だったということですよね。

ガソリンスタンドの小さなカフェ.jpgまた上の記事の最後のくだりに、ガソリンスタンドで30分ネット接続という状況に疑問符が打たれていますが、タイのガソリンスタンドには大概「カフェ」があります。特に幹線道路では、長時間運転のドライバー向けにコーヒーを出す小さな店がかなりの割合でありますし、ファーストフードやイートイン可能なコンビニが併設されているところも多いですから、そこでのネット使用を見込んでいるのではないでしょうか。

ガソリンスタンドでWifiが普通になったら、都市伝説は消滅するかもしれませんね。