飲酒に厳しいタイ

バンコクの郊外に住んでいるとどこに行くのも車、完全な車生活です。仕事も車、遊びも車ですが、お酒を飲むときはタクシーか、飲まない人に運転を頼むのが一般的ではないでしょうか。我が家は旦那がお酒を飲めないので、私を含めよく酔った人を乗せて運転してくれるのですが、この度、運転手が飲酒していなくても、同乗者が車内で飲酒することに対して罰する法律ができました。

同乗者が車の中でお酒を飲むことで、運転手も飲んでしま可能性があるからと言う理由だそうですが、確かに酔った同乗者が運転手に飲ませるなんてこともあり得るかもしれません。

以下2件ともタイ国政府観光庁より

<ザ・ネーション記事より抜粋>

No drink No drive.jpg8月9日、タイ酒類管理局(OAB)は、車種にかかわらず移動中に飲酒した乗員は、6か月の懲役と6万バーツの罰金、またはそのいずれかを科せられると発表した。
「また、ソイ(小路)を含む公道の歩道または路肩に駐車した車の中での飲酒者も、車が移動中かどうかにかかわらず処罰が科せられる」と、OABのサマーン局長は語った。

水曜日に発効されたこの刑罰は、飲酒する鉄道乗客には科せられない。飲酒する乗員と運転手は、等しく違反責任を負う。「この法律の唯一の例外となるのは、自宅の前に停車した車の乗員のみ」と局長は述べた。

禁酒財団のティーラ理事長は、「この法律は飲酒運転によって引き起こされる交通事故被害者の低減に役立つだろう。しかし、長期休暇中の酒類の販売制限や規制が、この法律のさらなる支えとなるはずだ」と話した。工場での酒類の摂取・販売の新たな規制が、別の法律の月曜日の承認から90日を経て発効される。

禁酒財団というのがあるのだそうですが、あらゆる側面から飲酒を法律で取り締まる動きに出ているようです。タイは仏教国ということもあり、飲酒に対して厳しい国です。仏教の祝日は種類販売禁止、また選挙前も禁止、またつい先日入安居を迎えた仏教カレンダー、3ヵ月後の出安居までは禁欲が推奨されることから、個人的に3ヶ月間禁酒する人もいます。

タイではお酒は20歳以上に販売が許可されていますが、午前11から午後2時、午後5時から深夜0時までの間しか購入できません。今後、工場での販売規制なども行われるようですが、お酒で壱番怖いのがやはり飲酒運転。街のあらゆるところで「マオマイカップ(飲んだら乗るな)」のステッカーや看板を見かけます。また年末年始やソンクラーンなど、長距離運転が増える時期には、最悪のパターンを怖い映像で見せるリアルな啓蒙CMも流れます。

検問中.jpg週末の都心の大通りや、郊外に繋がる幹線道路の入り口では真夜中に検問所が設置され抜き打ちチェックが行われており、我が家は旦那が飲みそうな顔しているので止められることもありますが、アルコールチェックで引っかかるはずもなく免許証の提示で終わるのですが、そうはいかなかった、飲んで乗ってしまった人達が路上で調書を取られている姿をよく目にします。

私の友人で2人ほど夜捕まって朝まで牢屋に入ったという人がいますが、飲酒運転は非常に厳しく罰せられています。危険運転は他人や自分自身にも危害を及ぼす可能性がありますから、当たり前なのですが、とある友人の話によると、「高級外車は捕まらない」のだそう。検問所に立っているおまわりさんも、いかにも大物や重要人物、そして力のありそうな人が乗っている車はスルーさせているような。えらい人を捕まえたら、自分がえらい目に遭うのを避けているのだそう。そこらへんも政府がきちんと取り締まるべきだと思うのですがね。 

また、公共のバス車内での飲酒も禁止されたようです。

<ザ・ネーション記事より抜粋>

タイ政府は公共バスでの飲酒禁止令を発表した。
2008年のアルコール摂取規制のもと発布された禁止令が、8月8日発効された。7月23日にインラック首相が指令に署名。

公共の乗り物に酔っ払いはいてほしくないですものね。金曜の山手線終電とか最悪だったなあとふと思い出したのでした。