7月は禁酒日が多いです

飲めない日です.jpg先週末にお酒を飲みに出掛けて飲めなかった、というタイ在住の人も多いのではないでしょうか。理由は7月3日に控えた総選挙の期日前投票が26日の日曜日にあったため。タイでは、選挙の前夜と当日は一斉に禁酒となります。

実は明日から始まる7月は、全部で4日間が禁酒日になります。選挙関連は丸一日ではなく、選挙日前夜から投票時間である朝8時から午後3時に掛かるまでの数時間ですが、仏教の祝日は24時間禁酒となります。

Newsclipウェブ版より

一切お売りできません.jpgタイで仏教祝日「三宝節(アーサーラハブーチャー)」(陰暦8月の満月の日、2011年は7月15日)と「入安居(カオパンサー)」(三宝節の翌日)の2日間、酒類の販売がホテル内を除き禁止される。

タイでは7月3日の下院選と期日前投票で、6月25日午後6時から26日午後12時までと、7月2日午後6時から3日午後12時まで、2週末連続で酒類販売が禁止され、1週はさんで再度禁酒の週末となる。

 違反した外食店、小売店には6カ月以下の懲役もしくは1万バーツ以下の罰金もしくは懲役・罰金の双方が科される。

選挙ですからね.jpg総選挙前日、今週の土曜日2日の夕方6時から翌日曜日の昼12時までが禁酒時間です。前日にお酒を飲みすぎると投票時間に間に合わない、また間に合っても二日酔いの頭ではまともな投票ができない、という訳で禁酒となります。

第3週の三宝節と入安居に関しては、次の在京タイ大使館の説明を参照してください。

以下大使館のHPより抜粋

2011年7月15日(金)三宝節(ワンアーサーラハブチャー)

陰暦8月の満月の日で、釈迦が最初の説教を行い、最初の子弟ができた日です。これにより、仏・法・僧の3つ(三宝)が揃った日でもあります。人々はこの日を祝い、寺院にお参りに行きます。

2011年7月16日(土)入安居(ワンカオパンサー)

ワンカオパンサー.jpg陰暦8月の十六夜の日です。この日から出安居の日(2011年10月12日)までの約3ヶ月の間、僧は仏教の修行に専念するため寺にこもります。かつて、僧が雨季に外出して百姓が植えた稲を踏んでしまわないように寺に篭ったのが始まりであると言われていますが、現代でもこの日から出安居の日まで僧は寺に篭って修行に専念します。
また、この日人々は大きなロウソクの山車を行列になって寺社に奉納します。この習慣から、現代では様々な彫刻を施したロウソクの山車や踊りのパレードが見られる「ろうそく祭り」が行われています。

(抜粋ここまで)

タイでは仏教の祝日のみならず、月に4~5日ほど「仏日(ワンプラ)」があり、カレンダーには満月と半月のマークが書かれているのですが、タンブンをすると良い日とされています。今日6月30日も仏日でしたが、我が家でもこの日は仏壇前のお供え物がいつもよりもグレードアップします。

 また、祝日ではありませんが仏日にはお酒を控えるという人も多いですし、入安居の日から出安居までの約3ヶ月間はお酒を一滴も口にしないという人もいます。

素面でいてほしいの.jpg7月の禁酒日をもう一度おさらいすると、

2日(土)午後6時以降、3日(日)昼12時まで

15日(金)終日、16日(土)終日

この4日間はしっかり頭に入れてお出かけください。レストランなどは通常営業で、食事とソフトドリンクのみのサービスとなりますが、パブやディスコ、バーなど酒類の販売がメインとなる店はクローズするところがほとんどです。

明日1日は、お給料日直後の禁酒日前夜の金曜日とあり、タイ全土の飲み屋が大繁盛しそうですね。