マラリア

前回のブログ(http://www.thaiworker.net/cat593/rabies.html)で、タイで掛かりうる感染症のひとつとして「狂犬病」を取り上げました。日本では撲滅されていますが、発症したら致死率100%の恐ろしい病気です。

タイにはほかにも感染症があります。昨年バンコクにまで及んだ洪水時にはコレラ、チフス、破傷風などへの注意が喚起されましたし、それ以前は豚インフルエンザ、鳥インフルエンザなどもありました。

日本よりタイの方が伝染病が多かったり、感染の危険が高いのは、タイの気候や衛生状態に関係していると思われます。日本は清潔すぎるから花粉症などの現代病があると言う意見もありますが、そんな国からタイにやってくる場合、予防接種を受ける、また渡航前に感染情報をチェックするなど、事前対策を取る必要があります。

現在タイとミャンマーとの国境近辺で「マラリア」が拡大しています。

NHK NewsWEBより

蚊は一年中います.jpg東南アジアのタイとミャンマーの国境付近で、治療薬に耐性を持ったマラリアの感染が広がっていることが明らかになり、専門家は、感染の拡大を防ぐため、早急な対策が必要だと警告しています。

これは、イギリスとタイの研究チームが、5日付けの国際的な医学誌、ランセットに発表したものです。
研究チームは、2001年からおととしにかけて、タイ北西部のミャンマーとの国境付近で、マラリアに有効な治療薬とされる「アルテミシニン」を投与された患者3200人余りを調査しました。
その結果、2001年には、血液中のマラリア原虫を半減させるのに6時間以上かかる患者は、全体の0.6%にとどまっていたのに対し、おととしには全体の20%まで増え、「アルテミシニン」に耐性を持つマラリアの感染が広がっていることが分かったということです。
治療薬に耐性を持ったマラリアの感染例は、2006年にカンボジアで確認されており、研究チームでは、こうした耐性マラリアがタイなどにも広がった可能性があるとみています。
マラリアは、蚊を媒介にして広がる感染症で、国連によりますと、おととしは、アフリカやアジアを中心に世界で65万人以上が感染して死亡しており、研究チームに参加した専門家は「さらなる感染の拡大を防ぐため、早急な対策が必要だ」と警告しています。
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ウィキペディアによると、

マラリア(麻剌利亜、「悪い空気」という意味の 古いイタリア語:mal aria 、独語:Malaria、仏語:Paludisme)は、熱帯から亜熱帯に広く分布する原虫感染症。高熱や頭痛、吐き気などの症状を呈する。悪性の場合は脳マラリアによる意識障害や腎不全などを引き起こし志望する。

一年中使います.jpg蚊を介した病気といえば、ほかにもデング熱があります。これは風邪とよく似た症状ですが、入院が必要な病気です。私の知り合いの娘さんが昨年感染して1週間入院しました。デング熱が恐ろしいのは、一度感染すると再感染した場合重症化する可能性が高くなる点です、

マラリアもデング熱も有効な予防薬はまだありません。一年中蚊のいる熱帯ですから、蚊に刺されないようにすることが一番の防衛法。虫除けを塗る、湿気が多く暗い蚊が好む場所に近づかないなど、個人で気をつけることが大事です。