子供を朝学校に送っていく途中、前方の車のナンバープレートを読むのが習慣です。アルファベットと数字に関しては、親子ともどもちょろいもんですが、ほとんど「バンコクナンバー」な中、たまに他県のものがあると二人で「え?ナコーン、次何?」てな感じでけっこう難しいこともある。
また良く見ていると、プレートにもいくつかの種類や色があったり。それから、時々プレートが外された状態で普通に走ってる車が走っていたり、そうかと思えばなぜか熊谷ナンバーだったり。
そこで今回は、タイの自動車のナンバープレートについて勉強してみたいと思います。
まずは書かれている文字から見ていきましょう。
タイのアルファベットが2文字、右に数字が1~4桁、そして下にプレートが発行された県名が記されています。
日本の場合は県ではなく、プレートが発行された陸軍支局もしくは車検場の地名が入ります。品川ナンバーは人気ありましたけど、タイではちょっと走れば隣県というバンコクの超郊外に住む我が家の車も、バンコクナンバー。不公平感がなくてよし。
次に、プレートの色ですが、一般車は右上の写真のように、白地に黒の文字。
左のプレートはタクシー。文字は黒ですが、プレートの色が黄色に変わります。この番号は、後部座席両サイドの扉にも貼り付けてあり、車内からも確認することができます。
私は、夜1人でタクシーに乗った場合は、家に電話をしてこの番号を家族に伝えるよに言われています。
タイのタクシーの車体には、様々な色が使われていますが、緑と黄色の2色のものは「個人タクシー」。車の持ち主と、運転手が同一人物というタクシーです。この場合のナンバープレートは、アルファベットの最初の文字がม(モーマー)となります。二文字目は車の登録した順番で、アルファベットの最初の文字กから続いていますので、二文字目を見ることでタクシーの経験数がだいたいわかります。
乗り合いバンやバスもこちらの黄色いプレートが付けられていますね。
そしてこちらは、タクシーと同じ営業者でも「リムジンタクシー」専門のプレート。緑地に白い文字が書かれています。モーターウェーを走っていると、ベンツやカムリーにこのプレートが付いた車をうよく見かけますが、これらはスワナプーム空港からお客さんを乗せているリムジンなんですね。
タイに遊びに来た当初は、日本で成田から自宅までタクシーは恐ろしくて乗れないけど、これだったら安いじゃないかと、BMWなどの高級車で優雅にホテルに乗り付けてました。その後、市内のメータータクシーの値段を知って、リムジンの割高っぷりにびっくりしましたが、何人かで乗る分にはサービスも乗り心地もいいので、利用する価値ありです。
そして最後が赤いプレートの車。これは新車を表しています。去年のある時期、都心を走っているとやたらと赤いプレートを見かけたのですが、旦那と「景気がいい証拠」と話していました。新品のピカピカの車に赤いプレート、運転する人もちょっと嬉しそうに見えたりね。
タイ語で、ナンバープレートのことは「タビアーンロット(自動車の登録証)」といいますが、この赤ナンバーは「パーイデーン(赤札=新車)」と呼ばれます。車を購入した直後についてくるプレートで、約1ヶ月ほどで正式に車輌登録が完了すると白地に黒の本来のプレートになります。