タイ病院事情

11月に入ってから急に肌寒くなり、咳、鼻水が出るなあと思いつつBTSや繁華街などの人ごみを避けて通れないでいたら、風邪を引きました。タイでかかることの多い、ひどくならないけど治りにくい夏風邪、ではなく今回は本格的な風邪でした。行きつけの薬局で、鼻水を緩和する薬、喉の痛みをとる消炎剤そして解熱剤を処方してもらい、大人しくしていたのですが・・・

私の風邪の症状が出て約3日目。いつものように子供を学校に迎えに行ったところ、担任の先生が「お子さん、熱があります」。やばい、風邪ウイルスを移してしまったか。朝は元気だったのに、帰りの車の中でいつも元気な子供が、涙目で無言。体もだいぶ熱く、急遽掛かりつけの病院へ直行。

熱を計ったら「39度」!!!間違いではないかともう一度計ってもらってもやはり39度。すぐに看護婦さんが治療する部屋へ子供を連れて行き、まず*濡れタオルで全身を拭いてもらい、その後液体の解熱剤を飲まされました。

 *タイでは子供が高熱を出すと「全身を濡れタオルでひたすら拭く」のが基本です。大人の場合は冷たいシャワーで熱を体外に出す、という日本人にとっては荒治療的な対処法もありますが、熱が出たら「おでこを冷やす」よりも、全身から熱を放出させるのがタイでは一般的です。

その後いつもの女医さんに「ここまで熱が出るのは、インフルエンザの疑いがあります」ということで検査に。麺棒の長いものを鼻の奥に入れ、粘膜についた**菌をチェック。待つこと30分。結果は「インフルエンザのA型」ということでした。

 **現在、タイで高熱が出た場合「A型インフルエンザ」「新型インフルエンザ」と「デング熱」の疑いがあり、すべての検査をします。

投与する薬は「タミフル」。大人は錠剤で自分で服用できますが、子供の場合は点滴を使うことと、細かな症状の変化や経過が観察できるようにと3日間の入院が決定されました。子供は車椅子に乗せられ、病室へ。母親が24時間付き添いということで、私と2人での2泊3日の病院生活が始まりました。

部屋には大量の飲み水が。お医者さんも「***ぬるま湯をたくさん飲んでください」と言ってましたが、冷蔵庫の中、テーブルの上、枕元にやたらと水が置いてあるのが目に付きました。

 ***日本の場合風邪を引くと「十分な栄養と睡眠」がまず一番に来ますが、タイではまずは水。ぬるま湯をたっぷり飲むことで、代謝を良くし熱や菌を体から追い出す効果があるそうです。トイレの回数は増えますが、確かに徐々に熱が和らいでいる感がありました。また、喉が腫れているときは、氷の入った冷たい飲み物は禁止されます。(アイスクリームなども)

初日の夜は、子供は点滴、私も強い風邪薬が効いたせいか親子で8時半に就寝。直後の夜10時の検温で既に2人とも熱が下がり、翌朝には揃って回復。我ながら、すごい回復力の親子だとびっくりしましたが、2日目と3日目は病院生活をちょっと楽しんでみることにしました。

今回私達親子がお世話になったのは、一昨年できた郊外のとある****私立病院。ということで、部屋はホテル並、テレビはNHKを含め100チャンネル近くあり、インターネットも使えました。日本語を話せる先生はいないものの、英語はOK。スタッフがやたらと多く、先生と看護婦さんのほかに「シーツ交換」「新聞とトイレットペーパー配給」「掃除」「冷蔵庫チェック」と掛かりごとに違ったおばさんが来ました。

付き添い家族や見舞いに来た人向けのメニューもルームサービス並に充実しており、タイ料理が中心でしたが味がよかった。かなり辛かったけど。子供用の病院食に関しても、薄味でありながら、お腹一杯になるようなメニュー。透明な野菜と海草のスープなんか、具が多くてスープが見えないくらい。一日3回の食事のすべてを、機内食のように3つくらいのメニューから子供の体調や好みに合わせて選べるところもよかったですね。

それから、小児科病棟だったため、ロビーにはプレイジムや点滴しながらでも遊べる子供用の車があったのも、いつもと違う環境で3日間を過ごさなければならない子供にとっては、楽しい気分にさせてくれるという点で、私も助かりました。

samitev.jpg ****タイの病院には日本と同じく、「国公立」と「私立」があります。更に分けると「一般私立」と「外国人専用私立」となります。外国人専用私立は、きっと皆さんもご存知の「サミテヴェート(写真)」や「バムルンラート」などがありますが、タイの病院の中で最高級に位置づけられ、日本語を話す先生、もしくは日本人の先生が常駐、ロビー、受付、診察室から病室に至るまで高級ホテルのような豪華さです。スタバやAu bon painなどのカフェがあったり。もちろん費用も一番高く、国公立の10倍はすると言われています。

 

あっという間に回復して、無事家に戻って来ましたが 「やっぱり我が家が一番」。上げ膳据え膳は楽だけど、やっぱり健康体で家で過ごせるのが一番です。

お医者さん曰く「インフルエンザが再び流行している」そうですので、どうぞ皆さんも、「人ごみでマスク」は必ずし、くれぐれも風邪にはお気を付けください。

尚万が一病気に掛かった場合、在タイ日本大使館の以下のページで、タイ全土の大きな病院の紹介がされています。

http://www.th.emb-japan.go.jp/jp/mamechishiki/hospital.htm

 

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