カンボジアで手足口病が流行

カンボジアで謎の病気で多くの子供が命を落とす、子を持つ親として実に心配なニュースが先月伝わってきました。原因不明というと、新種のウィルスである可能性もあり、それに対抗する薬がまだ開発されていないのではと不安になりますが、ようやく病気の正体が判明しました。

Newsclipウェブ版より

カンボジアで今年4月から7月5日にかけ、生後3カ月から11歳の子ども59人が原因不明の病気にかかり、このうち52人が死亡した問題で、世界保健機関(WHO)は9日、死亡した子どもの多くから、手足口病を起こすエンテロウイルス71が検出されたと発表した。H5N1型鳥インフルエンザウイルス、SARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスなどは検出されなかった。

  手足口病はコクサッキーウイルスA16やエンテロウイルス71などのエンテロウイルスを病原体とする感染症で、罹患者のほとんどは10歳以下の子ども。口の中や手足などに水疱(ほう)性の発疹が出る。ほとんどの場合、数日で治るが、まれに、髄膜炎、小脳失調症、脳炎などの中枢神経系の合併症や、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺といった症状が出て重症化することがある。特にエンテロウイルス71に感染した場合、他のエンテロウイルスによる手足口病と比べて、中枢神経系の合併症を引き起こす割合が高い。

 タイでは昨年、1万8196人が罹患し、6人が死亡した。今年上半期の罹患者は1万813人で、死者は出ていない。

手足口病は、ウィキペディアによると

コクサッキーウイルス一種が原因となって起こるウイルス性疾患である。病名は手の平、足の裏、口内に水泡が発生することに由来する。乳児や幼児によく見られる疾患であるが、成人にも見られる。乳児ではまれに死亡することがある。夏季を中心に流行し、汗疹と間違えられやすい。

手足口病の症状としては次のようなものがある。

初期症状として発熱と咽頭痛がある。1 - 2日後には手掌や足底、膝裏、足の付け根(臀部)などに痛みを伴う水疱性丘疹が生じ、口内にも水疱が出現する。これが7 - 10日間続く。ただし、常に全ての徴候が出現するとは限らない。

多くの場合、1週間から10日程度で自然に治癒するが、まれに急性髄膜炎が合併し急性脳炎を生じる。エンテロウイルス71の感染症例では、他のウイルスを原因とする場合より頭痛、嘔吐などの中枢神経系合併症の発生率が高い。また、コクサッキーウイルスA16感染症例では心筋炎合併の報告がある。

治療法は無く、有効なワクチンも無いため、手洗いとうがいでウイルスを絶つことが大事です。夕方のテレビのニュースでは60名以上が命を落としたということで、カンボジアとの国境近辺のタイの学校では、臨時休校にして学校中を消毒している様子が映し出されました。

また、私の子供が通う学校でも保護者に通達が配られ、手足口病対策として、消毒液で日に3回床から遊戯に至るまで掃除をしていることや、朝まず各クラスで担任がひとりひとりの生徒の健康チェックをすること、少しでも熱がある場合はすぐに保護者に電話して迎えに来るよう、そして医師の診断書を持ってくることなどが書かれていました。命を落とす確率が低かったはずの手足口病ですが、今回カンボジアで広がっているものは重症となるケースが多く、タイの学校でも警戒をしています。

風邪とよく似た症状の手足口病、少しでも子供の体調に異変を感じたら即病院に連れて行くことが大事。雨季真っ只中のこの時期は、風邪が流行しますが、風邪の症状でも別の病気を疑って医師の判断を仰ぐことが重要ですね。我が家もうがい手洗いを徹底させたいと思います。