タイで英語

タイで英会話.jpgかつて現地採用でこちらでOLをしていたとき、会社の公用語は英語でした。ある日本の会社のバンコク支店でしたが、スタッフは日本人3に対しタイ人が7という比率。ですが、書類も社内でのやり取りも英語が基本。毎週月曜の朝に順番で回ってくるスピーチも英語で行われていました。

仕事は営業職でしたが、プレゼン資料は英語で作成、それを事務のスタッフにプリントアウトし会議用に準備してもらうお願いも英語。英語漬けの日々でちょっと疲れたものです。タイに来る前、日本でタイ語学校に通い、最後の方はタイ人の家庭教師までつけてばっちりタイ語を勉強してきたのに、いざタイで仕事をしてみたら、タイ語はほとんど使わず英語オンリーだった。

英語はもともと好きで、学生時代英語だけは成績がよかった。TOEICもけっこうな高得点を出していましたが、いざその英語を仕事で、しかも英語を母国語とする人が誰もいない環境で使う、というのは難しいと感じていました。

アルファベット.jpgネイティヴが一人もいないわけですから、ひょっとしたら言い回しが間違っているかもしれない。書類なんかはPCが勝手に添削してくれますが、会話はけっこう無茶苦茶だったように思います。特に発音、日本語英語とタイ語英語の噛み合わないことといったら・・・

タイ人スタッフの中には、アメリカの大学で勉強してきた男の子もいましたが、それでもやっぱりタイ語寄りな発音になるのは否めない。タイ人だって、私を含む日本人スタッフが話す英語に「は?」と聞き返すことが多かったですからね。下手にアメリカンっぽい英語を話すと全くと言って通じない。ところが、ちょっとタイ語っぽく発音すると抜群に通じるんです。

例えば、コピーは日本語だとピーが下がりますが、タイ語ではコッピーとピーを上げる感じ。お昼は麺にする?と言う場合のヌードルは、ヌーッドン。やはり語尾が尻上がり、プラス最後のLの部分をNにして発音するとタイ語っぽくなります。

タイ人スタッフも、やはり日本語英語に擦り寄ってくれる姿勢があり、ミーティングのグをはっきり言ってくれたりして、第三の社内公用語的日タイミックス英語ができあがっていきました。でも、実はここで覚えたタイ語イントネーションの英語はけっこう使えて、タイ人と結婚し家庭に入ってからも、あちこちで活躍しています。

ゴーガイ.jpgとっさの会話でタイ語の単語がわからないとき、簡単な英語に直して言うことがあるのですが、その際にどういう風に発音すればタイ人に理解されてもらえるか、という基礎が身に付いたんですね。タイ語的発音英語は、覚えていて損は無いですよ。

さて、私が思うにタイ人は日本人よりも英語に柔軟な心を持っているのではないでしょうか。日本では、例えば新宿の駅で道に迷った外国人に対し、バリバリの日本語とジェスチャーで案内する駅員さんとか、デパートでは外国人相手に接客ができないスタッフが多いですし、うちの旦那ももし日本で一人で迷子になったらおしまいだ、と言ってましたからね。

日本では東京でさえまだ外国人が珍しい感じなんでしょうか。昔、白人の友達がいましたが、その友人は「どこに行っても、僕の金髪や、高い身長をじーっと見る人がいる」と言ってました。一緒にいる私もすごい視線を感じましたから。電車の中でする実に簡単な会話でも、それが英語であるだけで注目され、こりゃあ本人はたまったもんじゃないなと思ったものです。

ハローから.jpg一方タイ、特にバンコクには大勢の外国人がいますから、どこに行ってもすれ違いますし、タイ人が特に意識している風にも感じません。お店やレストランのスタッフも、英語能力がどうのと言う前に、とてもフレンドリーに西洋人の方々と接している。日本では話す前に「構える」んでしょうが、こちらでは「まず話してみる」姿勢が強い。間違えたり、通じないのを恐れるよりも、コミュニケーションを取ろうという気持ちが勝っているわけです。

これはタイ人の人柄もあると思いますが、やはり英語教育に熱心なことが理由にあるのではないでしょうか。我が子は、私立のバイリンガル学校に通っていますが、幼稚園の時からイギリスやフィリピン、オーストラリアなど外国人の先生が付いて、英語の授業が普通にあります。英語を学ぶ、というよりも、英語で授業を進めていくので、自然にやりとりが身に付く。

英語勉強しようぜ.jpgタイの英語教育は、公立の学校でも小学校1年生からスタートし、授業のコマ数もかなり多いそう。一方日本の学校では、平均して小学校3年生から始まり、週に1時間程度なんだそう。脳が柔らかい時期に英語を学べるタイでは、大人になってからも自然と英語を使える術を身に着けることができるのだと思います。発音がどうの、文法がどうの、という前に気軽に英語が出てくるというのは素晴らしいことだと思います。

そんな環境にいる我が子は、日本で英語を勉強してきた私よりも、ずっと英語に対して楽に構えています。こないだ久しぶりにこちらに住むシンガポール人の友人と二人で出かけたのですが、自分自身の英語力の低下を思い知りました。あまりのダメ英語っぷりに半分以上がタイ語会話でしたから。これには聊か私もショックを受け、最近また英語を使おうと思っております。

英語を勉強するのではなく、映画を英語放送、英語字幕で見る、外国人の友達と電話したりチャットしたり、積極的に生きてる英語を使うように心掛けています。英語脳がタイ語脳にだいぶ押しやられていたようで、子供をお手本にもう一度がんばってみようかと。がんばれ、私の三十路脳!!

 

 

 

 

 

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