日本人にとって不名誉なニュース

Taxi in Thailand.jpgもうすぐ日本への一時帰国を控えている私ですが、タイに長くタイ人の配偶者であるとはいえ、常に「外国人である」意識は忘れないようにしています。しゃべらなければタイ人で通せますが、ひとたびタイ語を話し出すと、ちょっとイントネーションがおかしい、あれ?外国人?と思われることが未だにあります。

特にタクシー。会話は適当にごまかせても、地名を言うときに「おや?」と思わせているらしい。夜遅い時間に一人でタクシーに乗ることは滅多にありませんが、悪いタクシー運転手のターゲットになりやすいのは、女性、外国人、酔客。特に日本人は「お金持ちだ」という認識が根強いのも事実です。

つい最近もこんなニュースがありました。

Newsclipウェブ版より

17日、スワンナプーム空港の警察署を訪れた日本人男性3人が、タイを旅行中に現金47万円を盗まれたとして、被害届を出した。警察は18日午前零時半ごろ、3人が使用したバンの運転手のタイ人男(35)を逮捕し、現金7万円などを押収。共犯とみられる男2人の行方を追っている。

 日本人男性3人はタイの旅行会社が手配したバンで旅行し、18日に帰国した。スワンナプーム署では、「3人が帰国してしまったので、これ以上、司法手続きが進められない」と主張。日本人旅行者に対し、「貴重品は常に身につけ、誰も信用しないように」と呼びかけている。

スリ、ひったくりは日本にもありますが、外国にいることでふと気が抜けてしまうのか。私ですら、ウィークエンドマーケットや近くの市場に行くときは、「お財布気をつけなさいね」と出掛ける前にタイママやお向かいの奥さんに言われます。

タイにおける日本人の保護件数が非常に高いのは有名な話ですが、タイに特別にスリが多いわけではないと思います。タイで油断してしまう、外国人意識がゆるくなってしまう日本人が多いのではないかと思うのですが。

東洋経済より一部抜粋

6月22日に外務省が発表した「2010年海外邦人援護統計」で、タイは18年ぶりに世界ワーストナンバーワンを免れた。ただし、昨年は、3月以降の政治騒乱により、日本人の渡航が大きく減ったことで、「不名誉な記録」の更新を逃れただけであり、依然、タイで在外公館に援護される日本人が多いことに変わりはない。

 在タイ日本国大使館の説明では、タイで日本人が巻き込まれる事件は、圧倒的に「窃盗」が多い。特に「すり・置き引き・ひったくり」の被害件数は毎年「高水準」を保っており、一昨年は186件、昨年も172件を数えた。

保護件数内訳.jpg

人の多い場所、人気の無い場所、深夜のスクンビットなどで旅行者、在住者が襲われることが多いとある一方で、タクシーなどでの「置き忘れ」が多いのだとか。お財布、デジカメ、携帯などは、一度紛失したら出てくることはほとんどありません。自分自身の「防犯意識」で未然に防ぎたいものです。また、最近は日本のおやじ狩りに似た事件も発生しているようです。

日本人駐在員が強盗傷害などの凶悪犯罪に遭遇しているケースもある。

 一例が、昨年暮れにバンコクから南東に約100キロメートルほど下ったチョンブリ県シラチャ市で発生した日本人駐在員暴行事件。同市は、近隣の工業団地で働く人など日本人400人ほどが居住しており、日本人人口の増加と共に最近では病院や飲食店など日本人向けのサービス産業も増えている。日本人向けのクラブなど歓楽街もできたが、これまで「安全な町」というイメージがあった。

 そのシラチャで、昨年12月5日から9日の夜間から深夜、帰宅中の日本人駐在員が、バイクに分乗した多数の少年少女たち(地元の暴走族)に囲まれて暴行を受けた末、金品を奪われたり、あるいはそうした集団に歩行中に背後から空気銃で発砲されたりするなどの事件が立て続けに6件発生した。被害者はいずれも一人か二人の少人数で帰宅途中を狙われた。

シラチャでは、今年に入ってからも日本人が狙われた。3月29日には、日本人が歩いて帰宅中、バイク数台に分乗した複数の若者たちに暴行を受け金品や携帯電話を奪われるなどの事件が3件発生した。

 こうした事件の被害者には、歓楽街で遊んだ帰り道で酒気帯びの人もおり、そうした人は家族や世間体をはばかって被害を表面化させないことがある。シラチャの事件でも、地元警察に被害届けを提出しない人がいて、目撃者の証言から警察が犯人グループをほぼ特定できても、検挙できないため、再犯の危険が付きまとう。また、地方でのこうした被害は、大使館に直接相談がないことも少なくなく、当然、邦人援護統計にも反映されにくい。

見るからに日本人とわかる旅行者、駐在員とその家族の方々はもちろんですが、私も「自分の身は自分で守る」意識を持って生活していきたいと思います。