インラック首相訪日決定

  6日から行きます.jpg首相就任直後に洪水問題に追われ、水も政府への圧力も収まってきたとたんに、かつて政治騒乱の中心部にいた所謂赤シャツ軍団に役職を与えたり、わかってはいたことですが、徐々にお兄さんである元首相タクシン色をますます濃くしているようにも見えるインラック首相。

3月から4月に掛けて、日本を含むアジア諸国を訪問すると発表されました。お兄さんは昨年、非公式に訪日済み。逃亡者の身でありながら特例でパスポートが発行され、特別待遇でVISAが降りて日本入国、現職議員と会談したり。

Newsclipウェブ版より

タイのインラク首相は3月6―9日に日本、3月下旬に韓国を訪問する予定だ。いずれも昨年8月の就任以来初の訪問。また、4月に中国を訪れる方向で調整を進めている。

 日本では野田首相と会談するほか、企業経営者に昨年のタイ中部の洪水からの復旧状況と再発防止策を説明する予定。仙台訪問も予定している。

 タイの首相は就任後、まず東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国を訪問し、ASEANと国際会議以外の外遊としては日本もしくは中国を最初に訪れるのが一般的だ。

 インラク首相は昨年10月、首相就任後のASEAN以外で最初の外遊として中国を訪れる予定だったが、タイ中部を襲った大洪水で延期した。その後、今年1月にインドを訪問している。

日本を引き止めたい.jpgインラク首相の兄のタクシン元首相は首相在任中(2001―2006年)に中国との関係強化を推し進め、2008年のタクシン派政権では当時のサマック首相が首相就任後のASEAN以外では最初の外遊先として中国を選んだ。同年末の政変で発足した反タクシン派政権ではアピシッック首相が中国の前に日本を訪問している。

インラック首相は日本訪問を直前に控え、バンコクで日本メディアを前に記者会見を開きました。

毎日jpより

タイのインラック首相は就任後初の日本公式訪問(3月6~9日)を前に29日、バンコクで毎日新聞など日本メディアと会見した。首相は、日本政府や企業関係者に洪水被害再発防止策を説明し、昨年、バンコク郊外の工業団地を襲った洪水で長期の操業停止に追い込まれた日本企業の、タイへの信頼回復に努める方針を強調した。

 首相就任後の外国公式訪問は、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国を除けばインドに次いで2カ国目。野田佳彦首相と会談するほか、日本企業関係者が参加するセミナーなどに出席する。

日本ータイ.jpg首相は「日本とタイは極めて良好な関係にあり、2国間貿易も巨額に上る」と、東南アジアで影響力を増す中国などに先駆けて日本を訪問する理由を説明。「洪水からの復旧状況のほか、タイへの信頼回復に向けた日本企業への支援策などを説明したい」と述べ、近隣国ベトナムの経済成長やミャンマーの民主化などでタイ以外への進出も選択肢としつつある日本企業の、タイへのつなぎ留めに強い意欲を示した。

 首相は日本滞在中、東日本大震災で被災した宮城県を訪れる。「日本の震災からの復興ぶりに強い印象を受けており、日本の経験から学びたい」と語った。

明日から3月、多くの企業にとっての年度末ですが、私の回りでも日本に帰任する人のニュースがちらほら。昨年の洪水以降タイからの撤退を決定した企業もあり、タイ駐在員の入れ替え人事ではなく、タイでのビジネス縮小に伴うものもあります。今年も洪水が来るのかどうかはわかりませんが、インラック首相が日本をつなぎとめておきたい気持ちがうかがわれますね。