インラック内閣誕生 1

就任宣誓の写真.jpg今日の朝刊の一面は、白い制服を着たインラック新首相と新閣僚達が、プミポン国王の前に整列しているこの写真を載せているところが大半ではないでしょうか。

Newsclipウェブ版より一部抜粋

10日午後、バンコク都内のタイ国立シリラート病院で、インラク内閣の閣僚36人がプミポン国王(83)の前で就任宣誓を行った。国王は新内閣を祝った上で、閣僚に対し、「正直に職務に務め、国民のお手本となって欲しい」「世界には問題が山積しているが、タイを平穏で楽しく暮らせる国にして欲しい」などと述べた。

急ピッチで選出されたと見られる新内閣のメンバーはどんな感じかというと、

NNAより

プミポン国王は9日夜、インラック首相が提出した大臣・副大臣名簿を承認した。インラック内閣が正式に発足し、10日に就任式が行われた。アピシット政権に対する抗議行動を続け、地方での票集めに尽力したタクシン元首相支持派団体・反独裁民主戦線(UDD)は内閣から排除された。

 大臣・副大臣に就任したのは、首相を除き35人。下院総選挙の結果を反映し、第1党のタクシン派政党・プアタイ党(タイ貢献党)から30人(同党枠3人含む)、連立に参加した小政党から5人が就任した。国防、内務、財務、商務、運輸といった主要ポストは、プアタイ党が独占した。

新内閣メンバーと.jpg小政党は、チャートタイパタナー党(タイ国家開発党)が副首相を含む3人、チャートパタナープアペンディン党(国家開発・国土貢献党)が1人、パランチョン党が1人。インラック政権は6党連立だが、新民主党とマハチョン党には、ポストの割り当てはなかった。非議員は、プアタイ党枠で3人が就任した。

 連立政権の6党は、プアタイ党(265議席)、タイ国家開発党(19議席)、国家開発・国土貢献党(7議席)、パランチョン党(7議席)、マハチョン党(1議席)、新民主党(1議席)。

 10日付ネーションによると、組閣にはタクシン元首相一族の意向が大きく反映された。プアタイ党の30人のうち20人が一族の推薦。20人のうち14人をタクシン氏と同氏元妻のポチャマン氏が、4人を同氏妹でソムチャイ元首相の妻のヤオワパ氏が、2人をインラック首相が選んだという。

 インラック首相は内閣発足後15日以内に、施政方針演説を行うことが義務付けられている。

 ■分裂の火種?

 今回の組閣では、UDD幹部が入閣するかどうかが注目されていた。UDDは2009年と昨年、アピシット政権打倒のためバンコクなどで大規模反政府活動を展開し混乱を引き起こしたため、入閣した場合、バンコクなど都市部、最大野党となった民主党支持者が多い南部の住民の反発が予想されていた。

 UDD幹部のアピワン前下院副議長(陸軍大佐)は9日、文部相就任を打診されたが、辞退したと明らかにした。

 ポストトゥデー(電子版)によると、1人も入閣しなかったことで、UDDの間では不満が高まっているとみられるが、UDD幹部のコーケウ下院議員は10日、組閣の結果を受け入れるよう呼び掛けた。

 アピシット政権では、空港占拠に加担した元外交官のカシット氏が外相として入閣し、注目を集めた。

こんな漫画まであります.jpg昨年大騒乱を起こしたUDDの赤い人たちは一人も入閣しなかった、ということにはさほど驚きませんが、内閣メンバーの大半をタクシンとタクシンの奥さんが決めたというとことろにはびっくりです。インラック首相自身が決めた閣僚が35人中たった2人とは。

選挙戦中から、インラック氏が首相になった場合にはどうしたって元首相で現在国外逃亡中のタクシン氏が間接的に政治介入してくると言われてはいましたが、内閣発足から早速パワーを発揮しているようです。

しかしこういうことが公になる、もしくは公にしている、というのも不思議ですけどね。