タクシン氏カンボジア訪問 2

タクシンとフンセン.jpg前回のブログで、タイとカンボジアの両国関係について触れました。

http://www.thaiworker.net/cat592/takshin-visit-cambodia-1.html

インラック首相は15日からの訪問、そして兄であり元首相でありカンボジアと個人的に密接と言われるタクシン氏は16日にカンボジア入り予定と発表されています。

同じ時期に行くのはおかしいというか、カンボジアで絶対に公私混同しちゃうんじゃないの?と誰もが思っているだろう今回の訪問。両国の関係が良好化するのは良いことですが、国交に私情は挟まないで欲しいというか、今後また別の政党が政権が取ったら駄目になるようなもんだと困りますよね。

以下2件ともNewsclipウェブ版より一部抜粋

日にち被ってます.jpgタイのインラク首相は10日、恒例となっている首相就任後の東南アジア諸国連合(ASEAN)歴訪の第1弾として、ブルネイを訪問した。同国のボルキア国王と会談、国王主催の晩餐会に出席し、深夜にタイに帰国した。

 インラク首相は帰国後、兄のタクシン元首相が同時期にブルネイを訪れたという一部報道を否定した。

 一方、タクシン元首相の法律顧問であるノパドン元外相は10日、元首相がカンボジアから招待を受け、9月第3週に同国を訪れる可能性があることを明らかにした。インラク首相は15日にカンボジアを訪問する予定で、様々な憶測を呼びそうだ。

 タクシン元首相派団体「反独裁民主戦線(UDD)」のタイ下院議員らも23、24日にカンボジアを訪問し、プノンペンでカンボジア政府関係者とサッカーの親善試合を行う予定。タイとカンボジアは反タクシン派のタイ前政権下で武力衝突を繰り返し、関係が険悪化したが、カンボジアのフン・セン首相と個人的に親しいタクシン元首相がタイ政権の最高実力者に返り咲いたことで、雪解けが進むとみられている。

 タクシン元首相は国外滞在中の2008年にタイ国内で汚職で懲役2年の有罪判決を受け、以来、タイに帰国していない。タイの前政権は各国にタクシン氏の入国拒否や逮捕・送還を要請したが、ブルネイやカンボジアはタクシン氏の入国を認めていた。

タイのタクシン元首相派政権与党プアタイによると、タクシン氏は16―24日にカンボジアを訪問する。滞在中に旧知の仲である同国のフン・セン首相とゴルフを楽しんだり、講演を行ったりするもようだ。

ブルネイへの訪問にもタクシン氏が同行していたのではないかと言われていたそうですが、今度のカンボジア訪問は誰がどう考えてもタクシン氏の力が外交に及ぶのではないでしょうか。現在の段階ではタクシン氏が公に政治に関わることは不可能です。しかし妹が首相となった以上タクシン氏とのパイプは否めませんし、タクシン復帰のお膳立てが確実に進んでいるようです。

バンコク週報WEB版より一部抜粋

すごい力が働いていそうです.jpgチャルム副首相は9月8日、「不正義」を放置しておくことはできないとして、タクシン元首相の免罪、潔白の身での帰国を実現するため努力する必要があるとあらためて強調した。タクシン派は、「2006年9月の軍事クーデターによるタクシン政権打倒に伴い、反タクシン派がタクシン派に無実の罪を負わせた。その汚名をそそぐ必要がある」と主張しており、チャルム副首相の発言もこれに沿ったものとなっている。

 タクシン元首相は職権乱用で禁固2年の有罪が確定しているが、これについても、タクシン派は、「無実の罪」と言い張っている。なお、チャルム副首相は、元首相の名誉回復について、「元首相や実妹のインラック首相の要請によるものではない」とも述べている。

国内ではタクシンがかつて力を入れた薬物一掃計画も始動しており、明らかにタクシン時代の政治に戻りつつあるようです。