タクシン氏訪日予定

今はどこにいるのでしょうか.jpg先日もこちらのブログ(http://www.thaiworker.net/cat592/yingluck-gov-2.html)で少しお伝えしましたが、タクシン元首相がどうやら日本を訪問するようです。首相だった当時の2006年9月に軍事クーデターで失職、その後2007年末の総選挙でタクシン派が勝利したのを受け、2008年2月に一度帰国して8月に再びタイを出国。その後10月に奥さんの土地不正取得に絡む欠席裁判で有罪が確定し、タイに戻ったら即逮捕という状況の中、中東の国などを渡り歩いているようです。

そんな状況の中、昨年の政治暴動ではタクシン派集会にインターネットで演説を行ったり、今回の総選挙でも見えざる力を発揮したようですね。

事実上逃亡生活を続けるタクシン氏ですが、なんと日本に行くというニュースが入ってきました。前回のニュースにもありましたが、タクシン氏の妹インラックが正式に首相となり、タイとの関係性をよくするために日本の政府も動いたという報道がされています。

Newsclipウェブ版より

タイ外務省情報局のターニー局長は14日、タイのタクシン元首相が22―28日に日本を訪問することを明らかにした。東日本大震災の被災地を訪れるほか、講演を行う予定という。

パスポートはどこのモンテネグロ?.jpgタクシン氏は国外滞在中の2008年、首相在任中に当時の妻が競売で国有地を取得したことで汚職の実刑判決を受け、以来、タイに帰国していない。反タクシン派アピシット政権(2008―2011年)下でパスポートも取り上げられ、現在はモンテネグロなどのパスポートを使用しているとされる。日本の入管法では原則として入国が認められないが、7月のタイ総選挙でタクシン派政党が勝利し、タクシン氏の妹のインラク氏が首相に就任したことから、日タイ関係を考慮した日本政府が入国を特別に許可するもようだ。

 タイの首相は就任後、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国を訪問し、その後、日本や中国を訪れるのが慣例。タイの「影の首相」であるタクシン氏の早期訪日はインラク政権と日本の関係構築にプラスに働く見通しだ。ただ、タイ国内の反タクシン派からは「タイと同じ立憲君主制の日本が(反タイ王室のイメージがある)タクシン氏の入国を認めるのは心外」といった反発も出ている。

バンコク週報WEB版より

タニ外務報道官(外務省情報局局長)は8月14日、タクシン元首相の日本入国が例外的に認められることになったと明らかにした。

 国外逃亡中の元首相は複数の外国政府から発給された旅券を所持しているとされるが、同報道官は、「いつ、そして、どのような旅券を使って日本を入国する予定かはわからない」としている。

 一方、スラポン外相は、「タクシン元首相が日本に入国できることになってうれしい。入国許可は、日本当局が慎重に検討した結果だ」とコメントした。

タクシン親子.jpg嬉しいとコメントしているスラポン外相は8月11日に、駐タイ日本大使に「タクシン氏の日本入国許可」を直談判したようです。日本の入国管理法では、懲役・禁固1年以上の有罪が確定した外国人の入国は原則禁止となっているが、例外規定もあり、スラポン外相はこの例外規定の適用を求めたそう。

今日のテレビのニュースは「タクシンが日本に行くぞ」で持ちきり。どうも現在はモンテネグロのパスポートを所有しているそう。今回日本政府が取った対応は、現政権からは感謝されつつ、反タクシン派からは特別扱いだと反発を受けているようです。

例外を認め、特別扱いをして日本が受ける見返りはいったい何なのでしょうか・・・