タイ南部での爆弾テロ2

厳戒警備.jpg31日にタイ深南部で発生した連続爆弾テロ。最初はヤラー県の繁華街で午前中2個の爆弾が爆発、その後少し離れた場所で1個爆発。いずれも車に仕掛けられた爆弾で、9人が亡くなり近辺の建物も大きな被害を受けました。

そして午後にはソンクラー県のホテルとデパートが併設した建物で爆発が発生。日曜日の商業施設とあり、5人の方が命を落とし400人以上が負傷しました。タイからの独立を目指す、イスラム過激派によるテロと断定され捜査が続けられています。

バンコク週報WEB版より

最南部ヤラー県と南部ソンクラ県で3月31日 に発生したテロ事件で、警察当局は4月1日、容疑者らを特定し行方を追っていると明らかにした。

 警察は、ソンクラ県ハートヤイ市ではさらなるテロの恐れがあると市民に警戒を呼びかけるとともに、犯人らが爆弾事件に使用する可能性のあるピックアップトラック3台と乗用車1台の計4台を特定していると発表した。

 このうちピックアップトラック2台はヤラ県の事件、乗用車はハートヤイ市の事件で犯人らが爆発の前に現場から逃走するのに使われていたことが防犯カメラの映像から確認されたとのことだ。

容疑者の写真.jpg防犯カメラには容疑者とされる男性2人が駐車場を歩く姿が映し出されており、タイ警察当局はどちらも過激派メンバーとして人物を特定し行方を追っています。

ひとつの国の中で異なる宗教、異なる人種がいる。共存が理想的なのでしょうが、絶対数が少ない場合、もしくは国の主導権を握る政府と反対している場合、独立を叫ぶ人たちがいることも理解できます。タイ南部のイスラム過激派問題は、長いこと解決の道が見えないまま痛ましい事件が続いています。地続きの同じ国内で起きていることととても思えないような状況なのです。

私の家族も含め、バンコクにいる親戚、知人友人のほとんどがタイ南部の状況を嘆きつつ、これまで一度も、また将来的にも南部には行かないだろうと言います。日本の外務省は、

タイ南部では、中央政府の支配に反抗するイスラム系武装集団によるとみられる襲撃・爆弾事件等が頻発しています。これらのテロ活動の標的は治安関係施設や公共建築、交通機関、空港等にとどまらず、ホテルやショッピングセンターなどの施設にまで拡大しています。』 

として、

ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡):「渡航の延期をお勧めします。」

ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く):「渡航の是非を検討してください。」

に指定されています。

仲良くできればいいのだが.jpgこれまでの経緯やテロの画像を見ると、はっきり言って戦争と同じ状態です。民族の問題は非常にデリケートですが、誰もが安心して住める国になってほしいです。インラック首相も現地に出向いているようですが、政治絡みの派閥問題の前に、こちらの問題に政府は取り組むべきなのではないでしょうか。