Sek Loso麻薬使用

これが問題の写真.jpg北朝鮮の金正日が亡くなった日、タイのテレビでもどれほど大きく取り上げられるだろうと思いきや、表題のSek Losoさんの映像の方が多かったのではないでしょうか。Sek Losoはタイの国民的ロックスター、その彼が海外で麻薬を吸引している写真が元奥さんによってFacebookにアップされ大きな波紋を呼んでいたのですが、これに対し本人自ら会見を開きました。画像という動かぬ証拠があるからか、本人は麻薬使用をあっさりと認めました。

タイでもスマートフォンの普及率が高く、日本よりも比較的身近に感じられるタイの芸能人ですが、いつどこで画像や映像を撮られ、いつの間にネットに上げられているともわかりません。恋愛スキャンダルならまだしも、麻薬は芸能人生命にもかかわる大問題です。

Newsclipウェブ版より

タイの人気男性ロック歌手のセーク・ローソーさん(37)は19日、バンコク都内の自宅の庭で記者会見を開き、自身によく似た男性が特殊な器具を使って「粉末」を吸引している写真がインターネット上に出回った問題について、写真の男性が自分で、麻薬を吸引したことを認めた。プラハの高級ホテルに宿泊した際に、知らないうちに元妻が撮影したとしている。

 セークさんは「自分はアーティスト」で麻薬が必要と主張し、受け入れてもらえないならロンドンに転居すると述べた。また、所属するタイ音楽最大手GMMグラミーが自分を尾行するなどしたとして、絶縁も辞さない姿勢を見せた。セークさんは会見後、涙を流しながらギターを弾き熱唱。母親の前にひざまずいて謝罪した。

 グラミーは20日、バンコク都内の本社ビルで記者会見を開き、セークさんとの契約を解除すると発表した。前日にセークさんからけんかを売られた形となったグラミーの創業者オーナー、パイブーン同社会長は会見に姿を見せなかった。

グラミー幹部の会見.jpgこの記者会見の様子をテレビで見ると、確かにSekさん自身はやや憔悴したやつれた雰囲気なのですが、エマニエル婦人のような椅子に座ったと思いきやタバコをプカー。サングラスをはずし、きちんと目からも謝罪の意思を発しているようなのですが、結局は開き直り。お母さんと抱き合い、お母さんにひざまづいて謝罪の意を示す直前もタバコを吸っていたり、正直こんな会見でいいのかしらと思ってしまいました。

タイでは麻薬といえば、摂取することはもちろん売買することも大罪で極刑の対象となっています。麻薬関連の犯罪で犯人が捕まると、必ず見せしめのように犯人の顔がメディアに流れますし、テレビのコマーシャルや街角でも「麻薬防止」のメッセージを見かけます。そんな国で、俺はミュージシャンだから麻薬が必要です、なんて宣言されてしまったら所属先のグラミーもお手上げですよね。

Sek Losoを知らない方のために、簡単なプロフィールを

The Very LOVE ♥ ไอ..น้ำ(http://ob.aitai.ne.jp/

から引用させていただきます。

Sek Loso写真1.jpgSEK(セーク)本名 : Seksan Sookpimay (セークサン・スクピマーイ)
(1974年8月7日生まれ 出身・イサーン)

タイのロックバンド 「LOSO」は、結成当初、セークがギタリストとボーカリストを担当、そして、ドラマーとベーシストの三人で構成されていた。

1996年、デビュー・アルバム『Lo Society』が発売され、タイ人の血を持つロック・バンド「LOSO」は、わかりやすい音楽性と、タイ人のシンプルな人生、そして、耳に残るメロディが
オーディエンスから高い評価を受ける。

その後も、
アメリカン・ロックとブリティッシュ・ミュージックが混ざり合った中に、タイ・ロックの価値観と主題が織り交ぜられ、
彼らのアルバムの最高の作品性は、タイ様式のロックという自身だけのスタイルにある。

そこに、セークの声と、歌い方のスタイルが加わり、さらにボーカリストとして、ギタリストとして、すべての楽曲のソングライターとして彼は存在している。

2003年初頭、セークはイギリスに留学するため、「LOSO」の活動休止を宣言。アルバム『The Red Album』を最後に「LOSO」は解散し、セークは、語学と音楽の勉強のために、イギリスへと渡った。それ以降、セークは「SEK LOSO」として、ソロで世界的に幅広く活動を行なっている。

(引用ここまで)

Sek Loso写真2.jpgLOSOはLow Societyの略ですが、旦那いわく今やタイの中でも最もハイソ(High Society)なロック歌手だそうです。私の知り合いの日本人の男性にもファンがいて、彼の曲を空で歌える人や、LOSOに魅せられてタイに渡ってきたスウェーデン人がいたり、タイ人以外をも虜にする歌手でもあります。ステージ上で喧嘩をしたり荒っぽいロックスターのイメージが強いのですが、タイの最大手レコード会社グラミーと絶縁してしまった後、コネクションが幅を利かすタイの社会で彼が歌っていく場は確保されるのでしょうか。

麻薬吸引を認め、逮捕され、服役して復活した日本のアーティストがいますが、Sekさんは罪を犯したタイの有名人が辿る謝罪→出家→(海外)→再出発とはいかないのだろうな。