洪水復興 9

区による害虫駆除.jpg先ほど、洪水が引いてから3回目の区役所による害虫除去の薬を散布する車がやってきました。積み上げた土嚢の隙間などに、見るも恐ろしい虫がいる可能性もあるそうで、隅々まで薬が行き渡るよう大型の噴霧機を使って薬が撒かれました。事前に「外に干した洗濯物は取り込む、窓は閉めておくように」というアナウンスが拡声器から聞こえてきて、大急ぎでシーツなど片付けましたよ。

洪水が引いてから異様に増えた蚊。今朝も旦那がしまい忘れたスニーカーの中から、大量に飛び出てきて焦ったこと。普段はあまり使わないスプレータイプの殺虫剤ですが、今は常備。蚊は放置された水場に発生しやすいですから、洪水は蚊の繁殖にもってこいなんですね。ああ、恐ろしい。

思い起こせば、急遽親戚宅に避難したのが約1月前。生活する場所は確保できても、食料や飲料水の確保に不安を覚えたのを、今も強烈に覚えています。水を避けて買い物に出ても、スーパーやコンビニの棚がすかすかだったのが、ようやく流通が改善され商品が戻ってきました。

NNAより

バンコク都内で物資の供給が正常化しつつある。洪水被害拡大を受け都民が物資備蓄に走ったため、一時はコンビニエンスストアとスーパーからペットボトル入り飲料水が消えたが、今では店頭に並んでいる。

水がないのは大変不便でした.jpgコンビニから水が消えた時は慌てたが、近所の個人経営の雑貨屋に行ったら、たくさんあった。在庫は豊富だという。とりあえず、数本買った。数日して行ってみると、まだ、たくさんあったが、値段は上がっていた。地方から仕入れているため、輸送費がかかっているとのこと。結局、値段は少し上がったが、中心部の洪水の可能性がなくなるまで、不足しなかった。

大手は効率的な配送体制を構築していたが、その仕組みが崩れて、品不足になった。一方、個人商店は臨機応変。たくましいものだ。でも、物資不足は解消。今は、高値で仕入れた在庫の処分に追われている。

現在、ミネラルウォーターはどこでも普通に手に入りますが、タイ産のものが不足していたときに近隣諸国から緊急輸入したものなどがまだ売られていたり、中にはキャップが開けづらいものもあったり、見たことないメーカーのものが格安で売られていたりしています。

また、飲料水で今も不足が続いているのがペプシ。タイではペプシとコーラの消費量が日本よりはるかに多く、レストランに行くと、飲み物専用のサイドテーブルに大きなペットボトルと氷が置かれているグループがほとんど。暑い国なので糖分摂取が必要なのでしょうし、もはや国民的な飲み物と言ってよいコーラとペプシ。コーラは都心部に近いバンカピにも工場があるため、洪水がピークだったときにも大きな品切れは起こさなかったようですが、ペプシはすっかり市場から消えてしまいました。今現在も、カロリーゼロのペプシMAXはまだ見かけないですね。

今年はないのかな.jpgそれからビール。例年だと11月からデパートやショッピングモールなどの大型商業施設の前に特設のビアガーデンが出没するのですが、今年は待てど暮らせどその気配なし。中でも、伊勢丹のあるセントラルワールド前の大広場には、毎年シンハー、チャーン、ハイネケンなどのビールメーカーのブースが立ち並び、どこの店にも正面に大きなステージがあって、有名バンドの生演奏が入って盛り上がるバンコク年末の風物詩なのですが、今年はどうやらこのままビアガーデンのない年の瀬となりそうです。

現在伊勢丹前にチャーンビールのブースがあるのですが、ビール不足のせいか、箱はあるのに営業はしていない状態。毎年楽しみにしてきただけにちょっと寂しいですが、今年は我慢ですね。

その他、インスタント麺は現在は豊富にありますが、野菜や魚の種類が少なく、食品の値段が上昇しています。供給不足による値上がりは避けられないのでしょうか。

Newclipウェブ版より

インフレになってしまうのか.jpgタイ商務省がまとめた11月の消費者物価指数(CPI)は113・31で、前年同月比4・19%、前月比0・21%上昇した。洪水の影響で食品・飲料が前年同月比10・21%上昇した。CPI上昇率が前年同月比で4%を超えるのは8カ月連続。

 生鮮食品とエネルギーを除いたコアCPIは106・86で、前年同月比2・9%、前月比0・03%上昇した。

10%の上昇でしたか・・・、洪水による被災を受けた家では家、車の修繕費、また家電の買い替えなど消費が増える一方ですから、少しでも生活必需品の価格が落ちついてくれることを望みます。