洪水復興 2

詰め込みます.jpg約3週間に及んだ我が家の避難生活も今日が最終日となりました。着の身着のままで親戚のコンドミニアムにやってきたあの日、排水溝から水が溢れ続け、住宅街の中にある運河からも水が流れ出し怖かった。数日後に自宅に荷物を取りに行ったときには、住民を輸送する軍の大型トラックや、ボートが家の前の道を行き来し、いつ戻ってこれるか想像もつきませんでした。

そんな中、義理の母は「やっぱり家がいい」と避難から1週間で早々に帰宅。連れてきた2匹の犬も、ストレスのせいか毎晩遠吠えをするようになり義母と一緒に戻りました。

それから2週間、家の前の水が急激に引いたと義母からの連絡を受け、朝から荷物を積め今向かえの車を待っているところです。

まだまだ水が浸水している地区も多くありますが、バンコクがタイが洪水からの復興に向けて動き出しています。それにしても長期間に及んだ今回の洪水、あらゆる方面に大きな影響を及ぼしました。

バンコク週報WEB版より

タイ・レストラン協会(TRA)が、首都圏大洪水による飲食店の損害は150億バーツに達するとの予測を明らかにした。

バンコクにはどこに行っても屋台がある.jpg損害の内訳は、約70億バーツが資産損傷で、約80億バーツが売上減によるものという。パウォンワンTRA会長は、「被災店舗数は数千にのぼり、水が引いても修繕に1カ月程度かかることから、年内再開は難しい店も多い。11月と12月は本来、観光ピークシーズンであることから、実質的損害は当初予測を上回ることが確実」と話す。

 また、浸水した店舗の中には、「同じ場所で再開しても、また洪水になる可能性がある」として、再開を諦める場合も多いという。

 同会長は、「被害を受けた会員は、今度の復旧計画を立てるために正確な洪水情報を求めている。また、政府はラマ2世通りを死守しているが、そのために、パトゥムタニ県などでは2カ月も浸水に耐えているエリアがあることを忘れないでほしい」と訴えた。

レストランもそうですが、路上の屋台や青空食堂も軒並み洪水の影響を受けています。どれだけの人が商売を、職業チャンスを失ったかは計り知れません。またお米の国タイですが、農家も甚大な被害を受けました。

U.S.Frontlineより

タイの農家.jpgタイの大洪水で、穀倉地帯である中部を中心に農業被害が広がっている。国連食糧農業機関(FAO)は、被害の大半を占めるコメの収穫が年間生産量の1割前後に当たる約400万トン減少すると推計。タイ政府の調べで、被害を受けた農地は約180万ヘクタールに達した。多くの農家が収入減に直面、国際価格への影響を懸念する声も出ている。

 「こんなにすさまじい洪水は初めて」と話すのは、多くの日系企業が入る工業団地が浸水した中部パトゥムタニ県で農業を営むライヤド・チュプタポンさん(68)。10月上旬に洪水が押し寄せ自宅や田が浸水。家族は無事だったが、広大な田んぼは深い所で約2メートルの泥水で覆われたままだ。

 来年1月ごろまでに終える必要がある田植えは準備が間に合いそうにない。ライヤドさんは、作付けを通常の年2回から1回に減らすことも検討している。

また当初、洪水被災者の避難場所だったドンムアン空港ですが、その後北部からの水が押し寄せて冠水、ここの修理費も莫大なものとなるようです。

バンコク週報WEB版より

ドンムアンも冠水しました.jpg関係筋によれば、浸水被害を受けたドンムアン空港の修理には少なく見積もっても10億バーツほど必要で、最悪の場合は数十億バーツにのぼる可能性があるという。

 現在、スワンナプーム空港の利用者も洪水で減少していることから、国内の主要空港を管理・運営するタイ空港社(AOT)によれば、財務状態が大きく悪化する恐れがあるとのことだ。

このほかにも、個人個人の家や持ち物の修繕費など、国レベル、会社レベル、そして個人レベルでの出費がかさみます。

さ、私もそろそろ最後の荷物をまとめて家に戻ります。