日本大使館前での抗議

おばちゃんが多かった抗議活動.jpg2つ前のブログ(http://www.thaiworker.net/cat592/no-to-taksin-going-japan.html)で取り上げましたが、タイの元首相で現在海外逃亡中のタクシン氏の訪日に対する抗議が、昨日在タイ日本大使館前で行われました。

前日に日本大使館から注意喚起メールが回ったこともあり、どんなことになるのかと思っていましたが、実際はそれほどの規模ではなかったらしい。フェイスブックで集会を呼びかけた割りには、おばちゃんが多かったとのことですが、日本の新聞ではどのように伝えられているのでしょうか。

YOMIURI ONLINEより

タイのクシン元首相の訪日に反対する反タクシン派市民グループ約100人が18日、バンコクの日本大使館前で1時間にわたって抗議集会を開いた。

 グループは「タクシンをタイに送り返し、法の裁きを受けさせよ」とする声明を大使館職員に渡した。会社員のウォラポットさん(48)は「日本政府はタクシンへのビザを取り消すべきだ」と訴えた。

抗議活動の様子.jpg野党・民主党は同日、スラポン新外相が海外逃亡中のタクシン氏のビザ発給を日本側に働きかけたとして、外相を刑法違反で警察に告発した。外相罷免も要求するとしている。反タクシン派は今回の動きをタクシン氏の恩赦や復権への布石とみており、訪日が政争の火種になる可能性がある。

タイと日本は仲良しだったと思うのですが、今回の一件が原因となって政争が勃発したり、タクシンのみならず日本までもがやり玉にあげられたりなんてしてほしくないんですけど。

日本政府がタクシンの入国を許可した直後には、タクシンカンボジアに行く、というニュースが流れました。これに関しては後にキャンセルとなりましたが、世界各国への出入国を繰り返して最終的にタイに戻ってくる軌跡を作っているのではないかという見方があります。

産経新聞より

タクシン日本へ行く.jpg事実上の亡命生活を送るタイのタクシン元首相が、22日から訪日する予定で、バンコクの日本大使館前では18日、反タクシン派の市民グループ約200人が、日本政府の査証発給に抗議した。野党・民主党は、スラポン外相が日本側に発給を要請したと非難し、辞任に追い込むため訴追の構えをみせており、訪日は政争を誘発している。

 タクシン氏の訪日について、民主党のアピシット前首相は「彼は逃亡者であり、政府当局が査証発給に関与したのであれば問題だ」と批判。党幹部は「スラポン外相は駐タイ日本大使を通じ、タクシン氏の身柄引き渡しを要請する代わりに、査証発給許可を求めた」と非難し、訴追の準備をしているとしている。

 タクシン氏の活動は活発化している。7月中旬にフィンランド、今月は5日にドイツのミュンヘン、9日にハンブルクを自家用機で訪れ、支持者と会うなどした。カンボジア訪問計画もあり、フン・セン首相らと会談するとみられている。

 こうした動きを、タイ政界筋は「各国が入国を許可したという既成事実を積み上げ、帰国へつなげる狙いがある」と分析している。

カンボジア行きも当初は本気だったようで、これに対しインラック首相は「個人的な旅行」とコメントを出しており、やっぱりお兄ちゃんに甘いというか、お兄ちゃんに操られているような、そんな気がしてきますね。今回の訪日問題も然りですが、せっかく政権を獲得してタイの平和を任されているのですから、まずは国民のために動いていただきたいものです。