反タクシン派(PAD)による抗議集会

増えてきている黄色シャツ.jpgタクシン元首相帰国の足取りとなる「国民和解法案」成立の阻止を目指す、反タクシン派PADによる抗議集会が勢力を増しています。

その様子は、2年前のラチャプラソーンに長いこと居座った赤いシャツを着たタクシン派を彷彿とさせます。今回集会が行われているのは国会議事堂の周りですが、周辺の道路の一部が閉鎖されたり、学校が臨時休校となっています。中心部からやや外れているとはいえ、バンコク市民は十分な警戒が必要です。在タイ日本国大使館からの注意喚起メールも頻繁になってきました。

以下大使館からのメールです。

タイ在留邦人の皆様へ
【大使館からのお知らせ】
緊急一斉メール

市民民主化同盟(PAD)による抗議集会について
(6月1日現在)

1.報道等によれば,1日,市民民主化同盟(PAD:通称「黄シャツ・グループ」)の代表者は,今後とも継続して国民和解法案に反対するための抗議集会を国会議事堂周辺で実施する旨を発表しております。

2.つきましては,抗議集会が実施される場合には同周辺においては交通渋滞や人の混雑が予想されますので,報道等から最新情報の入手に努めるとともに,抗議集会が実施される周辺に近づく場合には,十分に注意を払ってください。

(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511

この抗議集会に参加している人たちを見ると、赤シャツのときと同じですが、どうも本当に心からタクシン氏の帰国阻止を望んでいる人ばかりではないようです。

Newsclipウェブ版より

すでに警察と衝突.jpgタクシン元首相に対する実刑判決の無効化などを含む「国家和解法案」に抗議し30日に国会議事堂前で集会を行った反タクシン派団体「民主主義のための市民同盟(PAD)」は集会参加者の一部、約200人が31日も議事堂前に居座り、座り込みの長期化が濃厚となった。現場には調理場や簡易トイレが設営され、集会参加者には食事と飲み物が無料で配給されていた。早朝には反タクシン派の新興仏教団体サンティアソークの僧侶が托鉢に訪れた。

 警察は国会議事堂前に鉄条網を設置し、警官約2000人を動員し、警備にあたっている。

しかしながら、すでに強制排除に備えるアナウンスもされているようです。

バンコク週報WEB版より

PAD集会の様子.jpg国民和解法案に反対する反タクシン組織、市民民主連合(PAD)は5月31日も前日に引き続き、バンコク都内ロイヤルプラザで大規模な抗議集会を行った。

 ここで、PADは、集会参加者に対し、6月1日も抗議集会を行うことを伝えるとともに、催涙ガスなどを用いた強制排除に備えてガスマスクを持参するよう呼びかけた。

 PADとともに同案に反対している市民団体「グリーンポリティクス」のコーディネーター、スリヤサイ氏(元PADスポークスマン)は、「(われわれが)法案の通過阻止にこだわるのは、(タクシン派が)タクシン元首相の免罪をたくらんでおり、(国民和解法が)司法に打撃を与えるものであるため」「(タクシン元首相などを有罪とした)裁判所の判決を無効とするのは、クーデターを起こすよりはるかに悪い」と述べている。

タイは6月4日の月曜日は「ヴィサカブーチャ」と言うお釈迦様のお誕生日にあたる、とても重要な仏教の祝日です。この日は一日禁酒日となり、パブやクラブもクローズとなります。と言うわけで、3連休の週末ですが、タイにいる方はニュースや大使館からのメールをしっかりチェックして過ごしたほうがよいですね。