新政権の動き 2

タイの民主主義.jpgここ数年の間にも、タクシン派が政権を取ったと思ったら、あの選挙は違反でしたと党が解体されたり、憲法を改正して政権を握っている政党に有利なようにしたり、「ちょっと、政治ってそんなんでいいの」と思わざるを得ないことが、タイ政界では多々起こってきました。

民主主義にのっとった「選挙」を行っている以上は、その結果を受け止め、そこで市民に選ばれた人たちが国を引っ張っていく。

しかし、反タクシンと親タクシンという二つのグループが存在する限り、スムーズに政治は進んでいかないのでしょうか。

今回もまた「あの選挙は違反でした」と、選挙で敗北した民主党が勝利したタイ貢献党の解党申請を行ったようです。

産経新聞WEB版より

タイの下院(定数500)総選挙で敗北した民主党は9日までに、タイ貢献党政権の樹立を阻止するため、貢献党に政党法違反があったとして、選挙管理委員会に貢献党の解党を申し立てた。貢献党は強く反発しており、「国民和解」は早くも頓挫しそうだ。

 申し立て内容は「5年間の政治活動禁止処分を受けた者が、貢献党の政策立案や候補者選定などに関与した」というもの。「処分を受けた者」とは、次期首相就任が確実なインラック氏の兄で、貢献党のオーナーであるタクシン元首相や、ソムチャイ前首相らを指す。

すっきり進むでしょうか.jpgタクシン派政党は過去に2度、解党の憂き目に遭い、タクシン氏らが参政権停止処分を受けている。タクシン氏が2006年のクーデターで失脚後、同氏が率いるタイ愛国党は07年、憲法裁判所の解党命令(選挙違反)で瓦解(がかい)し、同氏ら党役員111人が5年間の参政権停止処分を受けた。

 07年の選挙で第一党となり政権の座に就いたタクシン派、国民の力党も08年、解党命令により政権に終止符が打たれ、ソムチャイ前首相が参政権停止処分を受けた。このときは「司法クーデター」と呼ばれた。

 今回の申し立ては、過去の処分が現在も有効であるとし、選挙管理委員会が受理すれば、憲法裁判所に告発し、審理される。これに対し、貢献党は法的な対抗措置をとる構えだ。

他にも「それって揚げ足取ってるだけじゃないの」というような、焼きそば疑惑なんてのがあるそうです。

バンコク週報WEB版より

豪快に炒めましょう.jpgスティポン中央選管事務局長によれば、「タイ貢献党のインラック氏が選挙運動中に東北部ナコンラチャシマ県で焼きそばを作って有権者に配ったのは選挙違反」との訴えがあったことから、同県の選管が事実関係を調査中だ。だが、今のところ、違法性を裏付ける証拠は見つかっていないという。

 訴えは、「支持者に囲まれて焼きそばを作っている写真を見て選挙違反を疑った」というもので、中部ナコンサワン県の選管が受理している。

 ただ、スティポン事務局長は、「インラック氏が到着した時にはすでに露天商が焼きそばを作っていたもので、同氏は露天商に頼んで焼きそばを作らせてもらった。これだけでは、有権者に配ることが目的だったとはいえない」としている。

インラック氏率いるタイ貢献党は、現在までに6党連立の300議席とどんどん大きくなってきており、これに対する脅威から来る抵抗を民主党側が行っているよう思えてしまいます。いったいいつまでこんなバトルが続くんでしょうか。