タクシン派のデモが連続して行われます

タクシン元首相帰国の道のりにむけて、現政府が打ち出した「国民和解案」を巡り、タクシン派と反タクシン派の対立が激化してきています。採決は反タクシン派による反抗もあり、とりあえず延期となっていますが、タクシン派も黙ってはいられませんよとばかりに、大規模集会が連続して行う予定です。

Newsclipウェブ版より

タクシン元首相派の政権与党プアタイは22日から7月3日にかけ、バンコク都内の4カ所で政治集会を開き、タクシン氏に対する実刑判決の無効化などを含む国家和解法案と憲法改正に対する支持を訴える。

  会場は22日がドンムアン区役所前、28日がウォンウィエンヤイのタークシン王像前、30日がバンコク都庁前、7月3日がショッピングセンターのインペリアルワールド・ラープラーオ前。時間はいずれも午後4時から深夜まで。

 一方、タクシン派市民団体「反独裁民主戦線(UDD、通称スアデーン=赤シャツ)」は6月24日、タイの絶対王政を廃止した1932年の立憲革命から80周年を記念し、バンコクの民主記念塔で集会を行う予定。

特に今週日曜日の24日に開催予定のデモは、かなりの規模が見込まれているとのこと。

バンコク週報WEB版より

タクシン派の政権党・タイ貢献党の実動部隊、反独裁民主戦線(UDD)は、抵抗勢力が現政権の転覆を謀っているとして、これをはねつけるべく、絶対君主制から立憲君主制への移行を実現した立憲革命からちょうど80年となる6月24日、これまでで最大規模の集会を開催してタクシン派の勢力を見せつけることを計画中という。

UDDの首脳陣は、「旧権力層が独立機関を通じて反撃に出てきた」と感じているというが、これは、先に憲法裁判所が国民和解案(憲法改正案)の第3・最終読会の差し止めを命令したことなどに原因という。

なお、関係筋によれば、タクシン派は反タクシン派との対立を「民主化推進派と守旧派の対立」としているが、これについては、「私利私欲を優先した金権政治、汚職、国家ビジョンの欠如などへの批判をかわすためにもっともらしい言い訳をしているにすぎない」との見方もある。

このデモに関しては在タイ日本国大使館からも注意喚起メールが緊急メールとして回っていますので、下に添付します。

【大使館からのお知らせ】 

反独裁民主戦線(UDD)によるデモ集会等について
(6月21日現在)

1.治安当局等によれば,反独裁民主戦線(UDD:通称「赤シャツ・グループ」)は,
立憲革命80周年を記念し,以下のとおりデモ集会等を行う模様です。

●日  時 6月24日(日)10時~24時
●場  所 ラーチャプラソン交差点及び民主記念塔、デモ行進順路は下記参照
●人  数 1万人以上が参集する可能性有
●デモ概要 ・10時~12時,ラーチャプラソン交差点にてデモ集会を行う。
・12時~17時頃,車両に分乗してラーチャプラソン交差点を出発し,民主記念塔を
目指しデモ行進を行う。
【順路】
・ラーチャプラソン交差点→ペッブリー通り→(クロンタン経由)→ラムカムヘン通り
→(バンカピ経由)→ラップラオ通り→パホォンヨーティン通り→(戦勝記念塔経由)
→ラーチャテーウィー通り→(国会議事堂前経由)→ラーチャダムヌーン通り→
民主記念塔
・17時頃(デモ行進が民主記念塔到着時)~24時,民主記念塔においてデモ集会
を行う。

2.つきましては,上記1.のとおり,UDDによるデモ集会及びデモ行進の影響により,同
集会及び行進が実施される周辺においては交通渋滞や人の混雑が予想されますので,
報道等から最新情報の入手に努めるとともに,同集会が実施される周辺に近づく場合に
は,十分に注意を払ってください。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
 電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
 FAX :(66-2)207-8511

ルートはバンコクの中心を取り囲む、人口密度の高いエリアが多く、都心と郊外を結ぶ中間点を回るようです。平日は渋滞が激しいこれらのエリアですが、このデモで日曜日と言えど大変な渋滞になることは必須でしょう。特に用事の無い方は、遠出は避けたほうがよさそうです。