日本製スマホがタイに

かちゃかちゃ.jpgタイでは電車でも地下鉄でも携帯電話の利用が自由にできます。日本のように、マナーモードの設定や優先席での利用を控えるアナウンスもなく、公共の乗り物の中で携帯を使っている人が非常に多い。つい数年前までは「携帯で話す」人が圧倒的に多く、電車内はがやがやしていたものです。

ところがここ数年、スマホが普及し始めてからは「携帯をいじる」人がほとんど。発声することなくおしゃべりができるチャットや、何してるの?と聞かずとも友達の近況がわかるSNSなどをしている人が多くなりました。

もともとタイの携帯電話には日本のようにメールアドレスを付帯することができず、携帯同士のショートメールを除き、文字を使ったやり取りができませんでしたから、スマホ以前は「話す」のがメインだったわけですが、「話す」以外のコミュニケーションが可能なスマホが登場してからは、こちらに乗り換える人が増えました。

私自身のスマホ暦は1年少し。ビジネスマンではないですから、それまでの携帯でもよかったといえばよかったのですが、スマホに乗り換えた理由はいくつかあります。

スマホいろいろ.jpgまず、在タイ日本人同士のSMSのやり取りをスムーズにしたかった。これはどういうことかと言うと、タイの一般の携帯には日本語が搭載されていませんから、日本人同士なのにローマ字でのやり取り、面倒くさくなって英語でやり取りが一般的だったんですね。しかし、スマホがあれば日本語でのやり取りが、字数制限なくメールでできる、これは非常に魅力的な点でした。

そのほかには、日本の家族や友人といつでもどこでもメールができる。普段の何気ない会話から、災害時の確認まで、すぐにやり取りができるというのは安心に繋がります。

そんなわけで、まずは通称BB、Blackberryを使い始めてすっかり味を占め、iPhone4発売直後にiPhoneに乗り換え、気づけば旦那も義理の兄弟も全員がスマホユーザーとなっていました。が、タイのスマホは種類がまだまだ少なく、iPhoneかBBかアンドロイドか。アンドロイドはサムスンやHTCなどいくつかの機種で展開しているものの、バリエーションが少ないタイのスマホ市場。そこへ、日本のメーカーが参入するというニュースがありました。

読売新聞WEB版より

携帯電話製造のNECカシオモバイルコミュニケーションズは22日、防水機能付きのスマートフォン(高機能携帯電話)を今年4月にタイで発売すると発表した。

 昨年秋に発表された厚さ8ミリの「MEDIAS(メディアス)」で、3年後にタイで5%以上のシェア(市場占有率)を目指す。売れ行きが好調ならタイ周辺国でも販売する。

 NECは、米アップルや韓国サムスン電子製のスマホ人気で苦戦が続き、昨年4月以降、携帯電話の販売目標を2回も引き下げた。今後は、埼玉県内の製造拠点でのスマホ生産を中止し、アジアのメーカーに委託する計画だ。国内の携帯電話事業に携わる従業員の4分の1に当たる500人の早期退職も募集。

MEDIAS.jpg日本メーカーは従来型の携帯電話を強みとした分、スマホ開発で後れを取り、シェアを落としている。電子情報技術産業協会(JEITA)によると、2011年の携帯電話の国内出荷台数は10年より約11%減った。

 電機大手は互いに携帯電話事業を統合し生き残りを図る考えだ。しかし、NECとカシオ計算機、日立製作所の3社の携帯電話事業を統合して10年に発足したNECカシオは、11年度も2年連続で赤字決算となる見通しだ。ソニー(合弁解消前のソニー・エリクソン)も11年は赤字だった。

 パナソニックの携帯電話子会社は4月に欧州でスマホを初めて発売する計画で、各社は海外市場の強化策を打ち出している。

 MM総研の横田英明アナリストは、「日本勢はスマートフォンがここまで普及すると見通せなかったことで出遅れた。独自の機能を付けすぎてきたことも足かせとなっている。今後の海外における成功の鍵は、いかにコスト競争力を高めるかにかかっている」と指摘している。

確かに、テレビや冷蔵庫などの家電では日本のメーカーが多くあるのに、スマホは未上陸。防水機能以外にも、タイのユーザーをひきつけるものがあるでしょうか。スマホが出てくる前人気だったNOKIA社も、LUMIA900というiPhoneよりもすごいと謳うスマホを発表していますし、市場が活発化していくのは間違いなさそうですね。