タイ南部での爆弾テロ1

爆発の写真1.jpg私は普段日本語ニュースを、ポータルサイトやニュースサイトなどで読んでいるのですが、常々感じていること、それは「海外のニュースの取り扱いが小さい」ということです。日本のサイトですから、国内のニュースメインなのはわかりますが、タイのニュース番組、新聞紙のサイト、それからCNNなどに比べるとどうしても国際ニュースの割合が低いように思います。

ですから、日本のサイトで「タイのニュース」が取り上げられるのはよっぽどのこと。最近ではインラック首相訪日関連がありましたが、先週末土曜日にトピックスのトップにタイのニュースが載りました。それが、表題の「タイ南部での爆弾テロ」でした。

毎日新聞より

タイ南部で31日、爆弾などによる爆発が相次ぎ、少なくとも15人が死亡した。イスラム教徒が多い南部では近年、分離独立を求める反政府組織によるとみられるテロが多発している。

 南部ヤラー県の繁華街で車に仕掛けられた爆弾が爆発し、少なくとも10人が死亡、60人以上が負傷した。隣接するパタニ県でもオートバイを使った爆弾攻撃があり、警察官1人が負傷した。

 ソンクラー県のホテルでは少なくとも5人が死亡、336人が負傷する爆発が起きた。警察当局はテロの可能性も含めて調べている。

タイのテレビニュースでは、今回の連続テロの規模が尋常でなかった様子を流していますが、日が経つに連れて被害の大きさが伝わってきています。

Newsclipウェブ版より

爆発の写真2.jpgタイのテレビ報道によると、31日午後1時ごろ、タイ南部ソンクラー県ハジャイ市の高級ホテル「リーガーデンプラザホテル」(33階建て)で爆発・火災が発生し、少なくともタイ人2人、マレーシア人1人の計3人が死亡、400人以上が重軽傷を負った。

 ホテル地下で激しい爆発が起き、ホテルのショッピングセンター部分の4階まで火が燃え広がった。消火活動が行われる中、煤、煙で真っ黒になった買い物客、宿泊客らが次々に建物から避難した。

 警察は当初、ガス漏れが原因という見方を示していたが、その後の調べで、地下の駐車場で自動車に仕掛けた爆弾が爆発した可能性が高まった。隣県のヤラーでは同日午前12時ごろ、ヤラー市中心部で爆弾テロが発生し、10人以上が死亡しており、タイ治安当局はどちらの事件もタイ深南部の独立を目指すマレー系イスラム過激派組織の犯行の可能性が高いとみて捜査を進めている。

 ハジャイは中国系住民が多いタイ南部最大の都市。イスラム過激派のテロが続く深南部3県からは100キロ以上離れており、過去数年はテロ事件が起きていなかった。

 タイは4月中旬にタイ正月(水かけ祭り)の連休を迎えるが、ハジャイでは31日の爆発後、タイ人、マレーシア人など観光客の多くが町を去り、ホテルの予約キャンセルも相次いでいるという。

南部青がヤラー県.jpgマレーシアとの国境付近、タイの最も南に位置する地域は深南部と呼ばれ、今回爆発の起きたヤラー県とソンクラー県、そしてナラティワート県、パッタニー県、サトゥーン県から成ります。この地域にはイスラム教徒が多く、言語もタイ語ではなくマレー語が使われます。仏教を重んじるタイ政府に対し、タイからの独立を求める過激な運動が起きています。

次回も引き続き、タイが抱える南部問題について触れたいと思います。