タイでの男女産み分け

今朝のYahooニュースのトピックスに、「日本人夫婦、タイでの男女産み分けが年々増加」というものがありました。日本では法律上禁止されている産み分けが、タイでは可能ということで海を渡ってくる夫婦が増えているとのこと。

産み分けの他にも、「タイで手術」をする人は世界各国から訪れているのもよく知られています。有名なところでは性転換手術がありますが、私の友人でも「レーシック」や「歯のホワイトニング」、簡単な「美容手術」所謂プチ整形を受けに来タイという人がいます。

ある友人のお母さんは、年に数回ボトックス注射のためにこちらに来ていますが、還暦間近とは思えない美しい女性。時々一緒にお茶などに出かけるのですが、「タイは美容天国だわよ」と現地で生活している私よりよっぽど豊富な情報を教えてくれます。

確かにタイの日本語フリーペーパーにはこれでもかと美容関係の広告が出ていますが、「1回の施術で肌がこんなに白く」とか「90分で太もも-5センチ」とか、ビフォアアフターの写真入りだったりすると、つい引き込まれてしまいます。日本にいた頃は、エステというと「勧誘がきつそう」とか「個人差がありますで片付けられそう」とか、やや後ろ向きなイメージがありましたが、タイのエステは値段が日本より安いということもあるのでしょうが、敷居も壁も実に低い。

私自身、歯のレーザーホワイトニング、レーザーを使ったアンチエイジングフェイシャルなど、いくつか試したことがありますが、いずれも気軽に受けてきました。邦人向けの期間限定割引があったり、担当が実際の皮膚科の医師であったり、また日本人の通訳が常備していたり、ネイルやマッサージの延長にエステがあるような感覚です。

さて、本題に戻りますが、まずはニュースの記事から。

YOMIURI ONLINEより

産み分けのイラスト.jpg日本では原則として認められていない男女産み分けを、タイに渡航して行った夫婦が、2012年だけで少なくとも90組いたことが読売新聞の取材でわかった。
精子と卵子を体外で受精させた受精卵の染色体を、子宮に戻す前に調べる着床前診断という方法を用い、確実に産み分けることができる。男女産み分けは「医療ではなく親の身勝手」との批判が強く、倫理面での議論を呼びそうだ。

 日本人がよく利用するタイ・バンコクの二つの医療機関を取材した。それによると、男女産み分けを行う日本人夫婦は09年に50組、10年には61組、11年103組と年々増えていた。

 すべての染色体を調べ、高い精度で異常を発見できる新型着床前診断による男女産み分けも今年2月に始まり、7月までに90組が行っていた。バンコクの仲介業者は「年末までに200組を超えるだろう」と話す。

以下5月2日の記事より一部抜粋

産み分けのイラスト2.jpg1回の費用は100万~300万円程度で、250万~600万円程度する米国に比べ安い。医療レベルは「手がける医師の多くは米国の大学で学んでおり、遜色ない」(ソンブーン・タイ王立産科婦人科学会長)。同学会の調査で、タイ国内で10年に行われた体外受精は外国人も含め5164人。「うち10%程度が卵子提供だろう」と同会長は話す。

 安価で近いという意味では従来、韓国が主な渡航先だったが、卵子の実費売買についての規制が強まり、複数の仲介業者がタイに移ったという。

 卵子の提供者は、タイ人の女性のほか、仲介業者がインターネットなどで日本人を募集。取材に応じた主要な3業者だけでも10年に15人、11年には62人の日本人女性がタイに渡り、卵子提供者になっていた。

 仲介業者によると、トラブルを防ぐため、卵子提供を受ける女性に、卵子提供者に直接会わせたり名前を知らせたりすることはない、としている。

 タイには卵子提供を規制する法律はなく、医師会の指針で、謝礼金の伴った卵子提供を禁じている。ただし罰則規定はなく、日本人提供者には60万~70万円が相場とされる。タイ政府は11年から、謝礼を罰則で禁じる法案の審議を始めた。

男女産み分けには賛否両論ありますし、経験者、当事者にしかわからないデリケートな問題です。日本で産み分けは禁止されてはいるものの、産み分けに関する書籍やサイトがあり、また一部の産婦人科ではアドバイスをしているところもあるようで、産み分けをしたいという夫婦はそれなりにいるんですね。

タイでの産み分けをお手伝いする代行業者のサイトをいくつか見てみましたが、現地までの飛行機やホテルでの滞在など全てパッケージで200万円前後のものが多くありました。また、男女産み分けだけでなく、やはり日本では法律で禁止されている代理出産のプログラムもありました。

タイ人社会の中にいる私は、これまで身近に「産み分け」の話を聞いたことはありませんが、「出産日指定」は非常によく聞きます。タイでは、縁起の良い日に子供を産みたいお母さんが多く、そのために帝王切開となるケースが多くあります。出産に関わらず、手術に対する感覚や抵抗が日本とだいぶ違うのは明らかですね。