洪水被害

もわっとしています.jpg昨日のバンコクはほぼ1日雨。夕方から夜に掛けては気温も下がり、床のタイルが冷たく感じられるほどでした。結局夜通し降り続き、今は陽射しが出ているのですが、表に出ると庭中に染み込んだ湿気や雨水のせいでもわっとした暑さです。

タイの雨季は長く、6月から10月まで続きます。中でも9月が最も雨が多くなる月で、バンコクの1ヶ月平均雨量は252.5mm。ちなみに、9月の東京の平均雨量が208.5mm。しかし、体感的に感じる雨量はタイでの9月の方が圧倒的に上回ります。

日本にも「ゲリラ豪雨」という名の局地的に降る突発的な集中豪雨がありますが、タイでの降り方は「ゲリラ豪雨」が基本。極度に激しい雨を降らす雨雲が風に乗って移動するので、角を曲がったらまだ道路が乾いていた、住宅街に入ったらいきなりものすごい雨になった、ということが多々あります。

もちろん、しとしと雨、豪雨に及ばないザーザー雨もありますが、タイの雨はどちらかと言うと短期集中型が多い。そして、それに耐えうるほどの道路事情がまだ整っていないために、あちらこちらで冠水し洪水が起きます。

タイの集中豪雨.jpg雨季のピークである9月になると、全国から洪水のニュースが届きます。今年は我が家近辺でも洪水が多発。東京で例えれば、杉並区内の神田川位の規模の運河が近所にあるのですが、このあちらこちらで水が溢れ出し、近隣の家が水浸しになっています。運河近辺の家は、高床式のところが多くはなっていますが、今朝も依然庭から水が引かない家が何軒か見えました。

また、我が家のある住宅街のゲート入り口も一時期川のような状態でしたが、区から水を汲み取る機械が届き、水溜りが大きくなってきたら湿地帯に水を逃がす設備が整いました。ゲート付近は地面が少し低く、いくつかある排水溝が小さくて雨水の処理に追いつかないため、昨年も一時期行き場を無くした水が引かない状態が続きましたが、今年は「見た目川」と言う今までにないレベルとなったため、区も対策を採ってくれたようです。

今年は7月末から続いた台風の影響などもあり、タイ全土で深刻な洪水被害が続いています。特に北部においては、過去に例を見ないレベルの洪水。新聞やニュースで伝えられる被害地区の様子は想像を絶するものです。民家の屋根がぎりぎり覗いている程度色という水の高さ、街中をボートで移動するのが当然という街並み。

屋根に迫る.jpg先日、日本から来たお友達がアユタヤ観光に出掛けたものの、洪水の影響で半分も回れなかったそうですが、洪水の影響は北部から中部にまで及び、またチャオプラヤ川の増水に伴い今後バンコクでも被害が予想されるとのことです。

南国ですから、少しでも陽射しが出ればそのパワーで水分を蒸発させてくれるのを期待したいところですが、またしても台風が近づいているとのこと。

 

バンコク週報WEB版より

気象局は9月27日朝、東北地方東部と南部、南部地方東部と西部の住民に、今後2、3日の間、豪雨や洪水に十分備えるよう注意を呼びかけた。

 現在、勢力の強い南西モンスーンがアンダマン海とシャム湾を覆っているため、各地で豪雨となり、河川の増水や土砂災害の危険が高まっている。

 さらに、29日ごろまでは強風が続く恐れもあるとして、アンダマン海全域とシャム湾北部の船舶に対し、十分警戒するよう、特に小型船舶については陸に揚げるなどして待機するよう呼びかけている。

 なお、北部、東北部、中部、東部地方では、チャオプラヤ川の増水、氾濫などで7月末ごろから洪水の被害が拡大しており、現在までに被災者数201万4166人、死者数166人にのぼっている。

また、在チェンマイ総領事館からも注意喚起が出ています。

深刻な被害となっている.jpg総領事館から午前9時現在、チェンマイ市内ピン川水位は以下のとおりナラワット橋:3.63メートルサンサイ郡(同橋の上流):4.20メートル(※洪水警戒水位:3.70メートル) 市内のピン川水位は8日午後に4メートルを超えると予想し市民に警戒を呼びかけています。

実は、義母が今日から北部のピサヌローク県に出かける予定でしたが、道路も線路も一部洪水の影響で寸断されていること、空路も台風の影響を受ける可能性があるということで断念しました。10月も9月に続いて降雨量の多い月ですから、十分に注意して過ごしていきたいと思います。