洪水被害 58

Big Bagを積んだり崩したり.jpgもう58回目となったタイの洪水トピックですが、最近はニュースを見ていても収束が見えてきました感が強くなってきています。がしかし、まだ「三歩進んで二歩下がる」状態。あっちで水が引いたら、こっちに水が押し寄せてきて、自然な水の流れだけでなく人為的なものも絡んでいるようです。

ZAKZAKより

タイの洪水で18日までに、首都バンコク北部に設置された巨大土のうに対して、周辺住民の不満が募っている。中心部への浸水を防ぐ一定程度の効果を挙げているが、水の流れが滞り、既に冠水した地域で被害が長期化する原因になっているためだ。

 首都のスクムパン知事によると、北部サイマイ地区と北隣パトゥムタニ県の境界で17日、同県側の住民らが、一つの重さが2・5トンある土のうの防水堤を破壊。阻止しようとするサイマイ地区の住民らとトラブルになり、爆竹を投げ合い、けが人が出る騒ぎになった。土のうは長さ約70メートルにわたって壊され、1日約400万立方メートルの水が流れ込むといい、東部の2つの工業団地に被害が出る恐れが再び出てきた。

今私が避難している先が、東部にある2つの工業団地のひとつバンチャン工業団地の近くなのですが、なんとか浸水を乗り切ったと思った矢先に再び危機が迫っているとは。その先にある人口密集地バンカピも危うくなってきたようです。

バンカピはセーンセープ運河が流れており、市民の足となるボートが運行しています。通りはいつも人と車で溢れかえっていますが、このボートに乗れば渋滞知らずで都心に出ることができること、また相当数のアパートが立ち並んでいることもあり、バンコクの中でも有数の人口集中エリアなんですね。

以下2件ともバンコク週報WEB版より

とにかく人も車も多いバンカピ.jpgバンコク都庁は11月16日、センセープ運河などの増水に伴い、バンカピ区の8地区の住民に対し、「家財を高い場所に移動し、高齢者、子ども、妊婦、病人は都庁の洪水救済センターに避難してほしい」と呼びかけた。

 都庁によれば、バンコクの全体的な状況は、複数のエリアで水が引き始め、水量が減少している運河もあり、改善に向かっているという。

バンカピの先はラマ9通り、ペッブリー通り、そしてその先はスクンビット通りと政府が言う中心部につながっています。政府は首都の中枢を守るために、北部に通称ビッグバッグと呼ばれる大きな土嚢で壁を作りましたが、そのせいで被害が大きくなってしまった地域に住む人たちも、とうとう堪忍袋の緒が切れたということなのでしょう。

また、東部よりも洪水が長引くと言われているチャオプラヤー川より西側の地区でも、避難勧告の区域がまた広がりました。

 バンコク都庁は11月17日、バンコク西部で水位の上昇が続いていることから、西部の最も南に位置するバンクンティエン区のサメーダム地区に避難勧告を出した。

ラマ2の洪水.jpg対象エリアは、バンクンティエン通りのラマ2世交差点からウォンウィアンヤイ・マハチャイ駅までの区間、および同通りの複数の小路など。

 バンクンティエン区のソムチャイ副区長によれば、同区では浸水被害が拡大しており、すでに3000~4000世帯が避難所に避難している。

つい「洪水収束、沈静化」にばかり目がいってしまいますが、まだ油断できない状況であることをしっかり心に留めておきたいと思います。