洪水被害 57

海外安全情報が引き下げ.jpg先ほど在タイ日本国大使館から、外務省発表のバンコクの危険情報が引き下げられたとのメールが回ってきました。

以下2件ともNewsclipウェブ版より

日本の外務省は16日、バンコクなどタイ中部に対する危険情報を、洪水の状況が改善したとして、引き下げた。

 引き下げ後の危険情報はバンコクのワタナー区、ヤナワー区、プラカノン区、パトゥムワン区、サトン区、パヤタイ区、プラウェート区、クロントイ区、ラチャテウィー区、ラークラバン区、バンスー区などが「十分注意してください」、バンコクのその他の区と中部のアユタヤ県、パトゥムタニ県、ノンタブリ県、ナコンパトム県、サムットサコン県が「渡航の是非を検討してください」。

外務省は10月27日付でバンコク都、アユタヤ県、パトゥムタニ県、ノンタブリ県、ナコンパトム県、サムットサコン県に対する危険情報を「渡航の延期をお勧めします」に引き上げていた。

どうやら、バンコク都心部に関しては洪水が来ることはない、そのほかの地区でも水が引いていくだろうという明るい見通しとなってきたようです。

16日のタイのテレビ報道によると、チャオプラヤ川東側のバンコク東部、中央部では全体として洪水の水位が下がり、ウィパワディランシット通り、パホンヨーティン通り、ラチャダピセーク通りでは通行可能な区間が増えている。浸水が懸念された東部のバンチャン工業団地は危機を脱したもよう。

 チャオプラヤ川西側は南下してくる水量が多い上、東側に比べ運河などによる排水システムが不十分で、洪水の長期化が懸念されている。

 インラク首相は15日、バンコクの洪水が最悪の時期を過ぎ、今後、状況は改善するという見方を示した。浸水した地域の排水はチャオプラヤ川の東側では年内に終わり、西側では来年にずれ込む見通し。タイ当局によると、11月16日時点でタイ国内で洪水が発生しているのはバンコク、アユタヤなど20都県で、被災者は約530万人。7月29日―11月15日の水害による死者は564人で、2人が行方不明になっている。

先ほど、避難を始めてから2回目の一時帰宅をしてきました。大通りは相変わらず乾いているのですが、ひとたび小道に入ると冠水している所がまだほとんど。特に小道に入るときに坂となっている場所や、運河が近くを流れている道では大人の膝より高い位置に水面がありました。その中を、子供たちが軍からのボートに乗って遊んでいたり、女性たちが長靴で買い物に出かけていたり、大変な状況ではありつつもたくましく生活が営まれているのが見えました。

利己的な置き方をする人もいる.jpg住宅街の中も相変わらず冠水状態ではありましたが、大きな吸水モーターが区から届いたそうで、近隣の湿地に道路上の水を24時間態勢でくみ出しており、1週間前よりもだいぶ水位が下がっていました。とは言っても、まだほとんどのところが水の中なのですが、道路が乾いている一角が2箇所だけありました。一足先に避難先から自宅に戻った義母によると、その2箇所は警察の家と住宅街の中でもっとも大きな土地とお屋敷の家の前とのこと。私道ではないはずなのですが、土嚢を道路を横断するように敷き詰めることで、家の前に水が来るのを防いでいました。今やほとんどのお宅が多かれ少なかれ洪水の被害を受けている中、そんなことをしても白い目で見られるだけだとは思うのですが、あちこちの堤防で住民が自主的に堤防を破壊したのと同じように、住宅街の中でもこの利己的な堤防を崩す一団がいたそうで、どこも一緒だなと思ってしまいました。

タイの日本人学校は来週の月曜日21日に再開だそうですが、その他の学校は12月6日に延期。バンコクの東部や北部などでは水が引き始めていますが、チャオプラヤー川の流れる西部では洪水がまだまだ長引くそうです。

バンコク週報WEB版より

バンコク中心部を洪水から守るため、北方から南下する大量の水をバンコク東部と西部に振り分けてタイ湾に排水するという作戦がとられているが、インラック首相は11月15日、「東部に比べて排水施設も少なく、西部に流れ込んだ水を排出するのは非常に難しい」と述べ、西部の冠水が長期化するとの見通しを示した。

 ただ、チャオプラヤ川の防水堤は数日のうちに破損部分の修理が完了する予定で、これによって西部に流れ込む水量がいくぶん減少するとのことだ。