洪水被害 44

前回のブログから6日も間があいてしまいました。ご心配お掛けして申し訳ありません。実は、最後のメールをアップした翌日から急遽我が家も避難生活と相成りまして・・・

一度は引きかけた道路の水でしたが、バンコク郊外を右往左往に流れる運河の水門を開いたことで再び水がじわりじわりと押し寄せ、1週間前にはまだくるぶしにも達しない程度だった水が、あっという間に膝下までとなり、とりあえず義理の弟宅に避難となりました。

最初は排水溝から水が溢れ出してきたのですが、1日もしないうちに住宅街全体に水が溢れた理由は、やはり運河からの水でした。住宅街を出るゲートの手前にある運河から水が溢れ出し、それが住宅街隅々にまで押し寄せたことにより、全体がすっかり冠水状態となってしまいました。

「洪水の水が来るときは、あっという間だよ」と聞いてはいましたが、本当にそうでした。皆でリビングに集合し、テレビのニュース画面と家の前の道の水を交互に見ていたのですが、思った以上に早くに水かさが増していき、避難決定。

「床上浸水したら何もできない」というよりも、「車の行き来ができなくなったら、外部の生活と遮断される」というのが理由でした。幸い旦那の乗っている車が車高の高いジープタイプですので、皆でとりあえずの荷物を抱えて、少し先の弟のコンドミニアムへと移動しました。

家の前ですらたぷたぷ言ってたのですが、先月の浸水でも水位が高かった幹線道路に出る小道では、車高の高い車に乗っているにもかかわらず水がドアを通して入ってきて、運転する旦那以外は全員足を高く上げなければなりませんでした。

テレビで散々洪水の映像は見ていましたから、弟宅にたどり着くまでなどは想定の範囲内ではありましたが、「普通の生活ができなくなる」ことに対してはやはり不安がありましたね。

ところで、日本のニュースでも伝えられているようですが、バンコクのかなりの部分が浸水している中、X Japanが昨日無事にバンコクでの公演を果たしました!

サンケイスポーツより

ロックバンド、X JAPANが8日夜、タイ・バンコク郊外のインパクトアリーナで初のアジアツアーを打ち上げた。同国を襲う大洪水の影響で渡航自粛が相次ぐ中、公演を決行した。

X Japanコンサートやりました.jpg約1万1000人の大歓声で沸き返る終盤、リーダーのYOSHIKIが同国の民族衣装、チュッタイ姿で登場し「ポム・ラック・クン!!(愛してる)」とシャウト。さらに国民的民謡「満月」をピアノ演奏すると、会場は大合唱で沸いた。

 訪タイした7日には空港に約300人以上が殺到し、それぞれ数台のパトカーに誘導されながらホテルへ向かうなど国をあげて大歓迎ムード。

よしきー.jpg7日夜に市内のホテルで開いた会見で、YOSHIKIは大洪水でライブ開催が危ぶまれたことに「X JAPANも多くの困難があったけれどファンのおかげで乗り越えてきた。3月の東日本大震災で世界中が支援してくれて、タイも含まれている。だから僕らはここに来ました」と説明し、「僕らは愛や希望を広げて社会を支援していきたい」と誓った。

 また、YOSHIKIが義援金50万バーツ(約127万円)とチャリティーオークション用に、自身の直筆サイン入りのドラムスキン(ドラムの打面部)をテレビ局に贈呈。他のメンバーも公演衣装など愛用品をオークションにかけ、落札金を寄付することを発表した。

私の友人も何人かこのコンサートに行きました。会場となったImpactのあるムアントンタニは、洪水でなくとも渋滞ポイントとして有名です。バンコク都心から行く場合、下の幹線道路はすでに洪水で道路閉鎖中ですから、皆高速道路を使って出かけたそうですが、ものすごい渋滞だったようです。何があるかわからないからと、開場の2時間前を目指して出かけたチームも、「X Japan渋滞」に巻き込まれたとぎりぎりセーフだったそうです。

今私がブログを書いているのはコンドミニアムの3階。少し先の陸橋の上には、避難させた車が3列縦列駐車されているのが見えます。さらに背伸びをすると、数ブロック先の小道が冠水状態。でも空は真っ青で、乾季のさわやかな風が吹き込んできます。

最低2週間は続くだろうと予想している、私も含め一家全員の初の避難生活、こうなったら楽しむしかない・・・