大潮で海から押し戻された大量の水が川や運河を上ってくるのでは・・・これは誰もが心配していたこと。今日28日がその「大潮」の日。すでに、バンコク北部、西部のチャオプラヤー川周辺では洪水が発生しているバンコクですが、大潮を受けていよいよ中心部にも水が押し寄せてきました。
今日は朝からSNSやツイッターで、都心部に住む友人達から「水が来た」というメッセージが相次いでいますので、まずはその一部をお伝えします。
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』上記2つはいずれも本日正午頃のメッセージです。
スクンビット、シーロムはバンコクの2大主要エリアですが、その両方で冠水が始まっています。スクンビット50はすでに車が入るのもどうかというくらいのジャブジャブ状態だそうです。スクンビット50はBTSの駅で言うとオンヌットが近い、南側にあたります。日本人の多い、エカマイ、トンローまでもそう遠くないエリアです。
またチャオプラヤーの向こう岸に住む友人は、水が濁っていると言っています。すでに都から、飲料水は煮沸するようにと西部の住民にお達しが出ていますが、バンコクに流れてくる洪水の水は汚染されてりるのだということ頭に入れておかないとなりません。
大潮は夕方にももう一度やってきます。どうなってしまうのか。
スポーツ報知より
『洪水被害が拡大するタイの首都バンコクは28日、近くのタイ湾で大潮を迎えた。数日間続く見通し。海への水の流れが悪くなり、首都中心部を流れるチャオプラヤ川や運河の水位が上昇、水がさらにあふれ出す危険が高まるとして、政府や首都行政当局は厳重な警戒を市民に呼び掛けた。
中心部の王宮周辺ではこの日朝から、最高裁や国防省前の道路にみるみるうちに浸水。ひざ下まで冠水する場所も出た。川沿いの土産物店や飲食店の屋台などが並ぶ地域は、警察官が道路を閉鎖。土のうを積んだ軍の車が行き交っていた。
最高裁で警備に当たる警察官は冠水した道路を見ながら「昨日より水が多い」と心配そう。入り口の土のうを27日より高くしたという。
政府や首都行政当局は、懸命の排水作業とともに防水堤の強化を進めているが、首都の各地では浸水域が広がっている状況。排水溝から路上に逆流するケースも多く、被害の拡大は避けられない見通し。
タイ海軍によると、28日は午前8時(日本時間同10時)すぎと、午後6時前に満潮となり、チャオプラヤ川は首都での予測水位がそれぞれ2・57メートルと2・44メートル。堤防の高さは2・5メートルのため、大量の水があふれる可能性が高い。ピークは29日で最高2・65メートルと予想されている。
最近は朝夕の満潮時に一時冠水する王宮周辺のほか、近くの官庁街や、金融・経済の中心地域のシーロム地区、日本人が多く住むスクンビット地区などへの被害が懸念される。』
BTS高架電車エリアにも水が近づいてきているのですが、モーチット駅の冠水が1メートルを超えた場合は、運休となる予定だそうです。水が溢れてくると、数週間前の我が家近辺もそうでしたが、タクシーは走ってくれません。危険エリアにいる方は、移動できるときに避難するのが懸命です。