洪水被害 28

激しい雨はもう勘弁してください.jpg数日間降雨が無く、空気もカラッとしだし、今朝も家族と「乾季がきたね」なんて話していたら、夕方久しぶりの雷雨。横殴りの雨風に激しい雷鳴、これぞ嵐という天気が突如襲い、これだけでも洪水を引き起こしそうな雨量に恐ろしくなりました。しかしこの雨雲は移動が早かったようで、15分程度で雨も風も治まったのはいいのですが、都心方面に移動してからも激しさは減少しなかったようで、先ほどからアソーク、プロンポンエリア一帯で停電が発生しているようです。

もうこれきりで最後の雨にしてほしい、もうこれ以上降らないでほしい、バンコクにいる誰もが祈っているに違いありませんが、タイの首都バンコクに流れてきた洪水が広がりつつあります。

時事ドットコムより一部抜粋

タイを襲った大洪水で、首都バンコク北部にあるドンムアン空港は25日、敷地内で浸水が始まり、滑走路を11月1日まで閉鎖することを決めた。空港内にある政府の洪水対策本部や避難所の機能は当面維持する方針。

 同空港は現在、国内線専用として使われている。バンコク近郊にある国際空港のスワンナプーム空港は洪水被害を受けていない。ドンムアン空港を利用するノックエアとオリエント・タイ航空は25日、同空港発着便の運航中止を決めた。空港付近の道路は水位がさらに上昇。地元テレビによると、駐機場付近で大量の水が流れ込んだ。
 一方、バンコクのスクムパン知事は24日深夜、首都中心部に近い西部のバンプラット地区で被害を受ける可能性の高い住民に避難を指示した。

避難場所となっていたドンムアン空港内.jpg中部の洪水が激しくなったころ、当初ドンムアン空港は「救援物資の集積場所」でした。一般市民がここに食料や日用品、衣料などを持ち込んで、仕分けして被災地域に搬送する拠点だったのですが、その後洪水の被害が拡大し被災者の避難場所となりました。しかしながら、現在はこのドンムアン空港にも水が押し寄せ閉鎖となりました。

また、チェーンワタナーにあるGovernment Complex、政府合同庁舎も冠水のため本日は閉鎖されました。現在、日本人も含め緊急帰国する外国人が多い中、リエントリーパミットをはじめとするVISAの手続きなどが滞る可能性があります。

本日10月25日は、我が子も含めて多くの学校で後期の始業日でしたが、学校も軒並み開校を延期しています。政府も、今月いっぱいを公休日とすることを決定しました。

Newsclipウェブ版より

タイ政府は25日の閣議で、洪水で被災したバンコクなど21都県について、27日木曜日、28日金曜日、31日月曜日を公休日とすることを決めた。バンコクの洪水は今週末にかけ、タイ中部から南下する大量の水とチャオプラヤ川の高潮で悪化する見通しで、休日にすることで、都民の避難を促すもようだ。

 バンコク以外の20県はスコータイ、ピジット、ピッサヌローク、ナコンサワン、ウタイタニ、チャイナート、シンブリ、アントン、アユタヤ、パトゥムタニ、ノンタブリ、ロッブリ、サラブリ、ナコンナヨク、プラジンブリ、チャチュンサオ、スパンブリ、ナコンパトム、カムペンペット、ターク――。

 洪水の原因となったのは6月から10月上旬にかけて北部、中部に降った大雨で、北部の大規模ダムが一気に大量の放水を始め、事態が悪化した。25日時点で被災者は約250万人。7月29日―10月24日の水害による死者は366人で、2人が行方不明になっている。タイ中部の道路は数十カ所で浸水し、タイ国鉄の北部線も運休が続いている。バンコクのチャオプラヤ川フェリーは10月24日から11月7日まで運休する。

 日本の国土交通省によると、インドシナ半島の6―9月の降水量はタイ北部チェンマイで平年を34%、バンコクで40%、ラオスのビエンチャンで44%上回るなど、ほとんどの地点で雨量が平年の1・2―1・8倍だった。

すでにチャオプラヤー川が上昇、一部氾濫しているということで、ジャルンクルン通りなどに水が溢れているという情報もあります。今週末が危険とのこと、十分に警戒していきたいと思います。