洪水被害 15

バンコク銀行前の高積み土嚢.jpgバンコクへの洪水は逃れたとはいうものの、ニュースの報道を見ているとまだまだ危険な状況にあります。なんとタイの3分の1が水に飲まれているそうで、もちろん洪水の深さや規模の差はありますが、私が住む郊外の区はほぼ全域で冠水。現在水で覆われている部分が水色に写る空からの写真では、都心部に向かって四方から水が流れ込んでいるように見えます。

北部、中部からの雨は川下に向かって流れるのが自然の摂理。その川下がまさにバンコク都心部。政府は都心部だけでもと必死に水の流入を防ごうとしているようですが、テレビのニュース映像を見ていると、まだまだ油断できない状況なのだとわかります。在タイ日本国大使館からも、再度喚起メールが届きましたので、添付したいと思います。

タイ在留邦人の皆様へ

【大使館からのお知らせ】 緊急一斉メール                                            

タイ北部・中部及びバンコク都における降雨・洪水被害に関する注意喚起
(2011年10月17日現在)

1.今般、当館ホームページ上に「タイ洪水被害関連情報」コーナーを設けましたので参考にして下さい。
http://www.th.emb-japan.go.jp/

2.降雨・洪水被害に関する注意喚起については、累次「大使館からのお知らせ」におきまして発出しているとおりです。17日現在、河川の氾濫、冠水等は、アユタヤ県からチャオプラヤー川下流のバンコク都方面に向かって引き続き広がりを見せつつあり、パトゥンタニ県及びノンタブリー県の一部地域及び工業団地を含め被害が拡大しています。特に、17日、タイ政府は、パトゥンタニ県に所在するナワナコン工業団地及びその周辺の地域に冠水が確認されたことから、同地域の住民に対して避難勧告を発出しました。

3.(1)バンコク都内においては、15日~16日にかけて高潮のピークを迎え、海面潮位の上昇によるバンコク中心部への洪水被害の拡大が懸念されておりましたが、報道によれば、これまでのところバンコク中心部において大きな被害は発生していない模様です。
(2)チャオプラヤー川沿いなど一部の地域においては降雨により一時的な冠水被害が発生しており、今月末には、再度タイ湾の潮位が高くなることから、今後の気象状況如何によって、集中的な豪雨がある場合にはバンコク中心部においても冠水する危険性があります。
(3)引き続き、チャオプラヤー川その他の河川・運河等の増水、パトゥンタニ県及びノンタブリー県等における冠水の状況に警戒して下さい。    

在タイ日本国大使館
○領事部
電話:(66-2)207-8502、(66-2)696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511
○経済部(日本企業支援センター、夜間は上記連絡先に願います)
電話:(66-2)207-8595
FAX :(66-2)207-8517

高く積み直し.jpg冒頭の写真は、シーロムのバンコク銀行本店前に高く詰まれた土嚢です。ここに限らず、どこの通りも銀行やATMの前の土嚢の高さは一際高くなっています。現金があって、それを管理する機械があって、水の浸入を免れたいのでしょう。先週末までは「そこまでしなくても」と思っていましたが、今となっては我が家ももう一段土嚢を高くしたほうがいいのではないかと、本気で検討しています。