火災のニュース

火の用心です.jpgタイは3月から1年で最も暑い時期に突入。特にこの3月は降雨量が少なく、暑い上に空気が乾燥した日が続きます。そこで気をつけなければいけないのが「火の元」。東京にいた頃に比べると、バンコクでは消防自動車を見かけることが極めて低く、テレビのニュースを見ていても火事のニュースは交通事故に比べると圧倒的に少ない。それがこの時期になると、バンコク郊外の大通りや高速道路から、遠くの方で煙が上がるのが見えたり、草が生い茂る未開発の土地が自然発火で燃えていたりするのを目にします。

「火の用心」強化期間とも言える今、先週末から火事のニュースが相次ぎました。北部の山火事、そしてもうひとつはバンコク、都心のど真ん中アソークで発生した火事です。

バンコク週報WEB版より

FICO Building fire1.jpgバンコク都スクムビット通り21(アソーク通り)に位置する13階建てオフィスビル、FICOプレースで3月3日午後2時30分ごろ、7階から出火し、上階に火が広がった。

消防車が現場に急行し消火活動に当たり、約2時間後に鎮火した。

死傷者は報告されていない。同ビルには、日系企業を含む約30社が入居している。

当日、都心に出る用事があったのでタクシーに乗り「スクンビットまで」と告げたところ「今、アソークが火事で大渋滞だからそちら方面は避けたい」と言われました。行き先が手前のトンローでしたので、運転手さんとラジオニュースを聞きながら向かったのですが、火災が発生したFICOはタイに少し長ければほとんどの人が知っている有名なオフィスビルです。まさかあそこが燃えているとは、と驚きながらアソーク在住の友人にメッセージを送って状況確認。そのうちの1人は、BTSから消火作業が見えてかなり焦ったと言っていました。

土曜日の午後だったこともあり、人の被害はありませんでしたが、鎮火された後に入ってきたなんとも不気味なこちらのニュース。

Newsclipウェブ版より

タイのテレビ報道によると、バンコク都アソーク通りのオフィスビル、FICOプレースで3日午後に発生した火災は数時間後に鎮火した。消防士2人がけがをしたが、死者の報告はない。

 FICOプレースは13階建てで、日系企業も入居している。火元は7階とみられ、11階まで燃え広がった。建設されたのは30年以上前で、スプリンクラー設備はなかったもようだ。

そんなに築年数が経っていたとは思いませんでしたが、それにしても昔の建物だからスプリンクラーが付いてませんでした、とはなんとも恐ろしい話です。

2008年の大晦日に発生したエカマイのSantikaクラブでの大火災。非常口がなかったことから多くの犠牲者を出しましたが、その後バンコクのクラブやレストランで消防施設、非常口などの一斉点検や、業務形態の取り締まりなどが行われました。今回の高層ビルでの火災を受け、スプリンクラー設置が義務付けられる模様です。

バンコク週報WEB版より

スプリンクラー義務化.jpgバンコク中心部のスプリンクラーのない高層オフィスビルで火災が発生し、大きな被害が出たことから、ティラチョン・バンコク副都知事は3月5日、都庁が条例を制定して中層以上のビルにスプリンクラーの設置を義務づける方針であることを明らかにした。

 対象となるのは、1992年の建造物安全規制法制定以前に建設された1000以上のビル。都庁では、防火対策の強化が急務であることから、すぐにでも5階建て以上のビルに対しスプリンクラーの設置を呼びかける予定という。

 だが、一部の専門家からは、「既存のビルにスプリンクラーを取り付けるのは経費の面からも難しい。とりわけ現在使用されているビルに設置するのはきわめて困難」といった否定的意見も出ている。

煙害.jpg一方タイの北部では、野焼きによる森林火災で煙害や停電といった被害が出ています。「火事が起こりやすい季節」であることを1人1人が意識し、火の元、漏電、燃えやすいものの確認を、我が家でも行いたいと思います。