今度は渇水?

ついこないだまでは.jpgタイの学校は基本的に2学期制です。あと10日もすると、3月後半から始まった夏休みが終了、いよいよ新学期がスタートします。その後10月に1ヶ月ほどの秋休みがやってきますが、昨年は洪水による臨時休校が重なり、2ヵ月以上学校に行けない状態が続きました。

まだたったの半年前のことですが、洪水がピークだった頃我が家はコンドミニアムに避難、タイ中部工業地帯に勤める友人たちは都心に開設された臨時オフィスに出社、タイに来て初めての天災による非常事態でした。

我が家近辺は一時ほとんどの道路が通行止め、家の前に戦車もボートも走るような状況でしたが、2学期再開とともに水はぐんぐん引き、こないだまで溜池状態だった空き地の草が乾き始め、今は夏の強い日差しと乾燥した空気とで荒野のような状態の更地もあります。

タイ北部から徐々に南下してきた大量の雨水が、地表と地下を通り抜け全て海に流れつき、すっかり水の恐怖から逃れたと思いきや、今度は「渇水」のニュース。

以下2件ともバンコク週報WEB版より

Rayong.jpg日照り続きで川が干上がったなどの報道が相次いでいるが、ラヨン県では、工業団地への給水に影響が出ており、渇水が深刻な経済的損失につながりかねない状況となっている。

 関係筋によれば、同県には大規模な工業団地が5カ所あるが、7月まで雨が降らなければ、2005年に起きたような深刻な渇水問題の繰り返される恐れがあるという。

 タイ工業団地公社は現在、最悪の事態を回避すべく、水利局などの関係当局や民間の給水会社と対策を調整中という。

ラヨン県は、昨年の洪水時に多くの人が避難したパタヤのあるチョンブリ県の更に東のタイランド湾に面したところにあります。こちらの工業地帯は洪水の被害は受けなかったものの、乾期から暑期に掛けて長く雨が降らないことから、渇水の恐れがあるとのことです。

また、洪水被害が直撃した南部でも水不足が深刻な状況です。

中部アユタヤ県では、渇水問題が深刻化し、水上輸送や生活用水の供給にも支障が出ている。

 同県の主要河川、パサク川は、昨年の洪水時には、氾濫して周辺エリアが冠水する事態となったが、現在は水位が5メートルほども低下し、あちらこちらで川底がむき出しになっている。

 このため、船舶による物資の輸送が中断されている。このほか、ピサヌローク県でもナン川、ヨム川の水量が減少して、水不足が発生している。
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今日のバンコクは、明け方から雨が降ったり止んだりで、久しぶりに冷房要らずの日中を過ごしています。そろそろ雨期が近づいてきている兆しでしょうか、強い風は湿っぽく感じられます。

水がめ.jpgタイ人は水をとても大事にします。郊外や地方では、大きな水がめに雨水を溜めて生活用水にしている家もまだまだあります。結婚式、お葬式などではロットナームと呼ばれる手にお水を掛ける儀式があり、先のタイ正月ソンクラーンは水を掛け合ってお祝い、秋のロイクラトーンは灯篭を水に流しと、水と非常に密接な生活をしています。

そんな水があるときは生活を脅かす。でも、それこそが生きてるということなのか、どんな形であれ自然は神からのお恵みだと受け止める、それもまたタイなんですね。