ドンムアン空港復活に向けて

Spain Champ.jpg2012年も後半に突入、月初の月曜日だからと渋滞を避けるために早めに子供を学校へ送ってきましたが、道路は思ったほど混雑していませんでした。おそらく、昨晩のEURO2012の決勝戦の名残でしょう。サッカーファンの多いタイですから、真夜中の観戦ので今日は寝坊して遅刻の人も多かったのではないでしょうか。

さて、今日のテーマは現在ノックエアーのみが就航していているドンムアン空港が、近く大幅に復活するというニュースです。少し黄ばんだクリーム色の壁、椅子、そして何と言ってもタイの匂いが浸み込んだバンコクの旧国際空港。飛行機から降りた瞬間「タイ」を感じさせてくれるドンムアン空港が再び国際線の離発着に使われる模様です。

先週ドンムアン復活の兆しというニュース(http://www.thaiworker.net/cat592/don-muang-reopen.html)をお伝えしましたが、大分具体的になってきています。

まず先陣を切ったのは格安航空会社大手「エアアジア」です。

Newsclipウェブ版より一部抜粋

マレーシアを拠点とするアジア最大級の格安航空エアアジアのタイ法人タイ・エアアジアは25日、バンコク東郊のスワンナプーム空港で運航している国際線、タイ国内線全便を、10月1日から、バンコク北郊のドンムアン空港に移転すると発表した。スワンナプームの混雑悪化を受け、タイ政府の移転要請に応じた。

 タイ・エアアジアはドンムアン移転で、駐機料などが大幅に安くなるほか、空中・地上待機時間の短縮により、燃料費が5%、月2000万バーツ程度削減できるとみている。ただ、スワンナプームとドンムアンの間には鉄道がなく、別の航空会社でタイ国外からスワンナプームに到着し、エアアジア便に乗り継ぐ場合、バスやタクシーなどで、1、2時間かけ、ドンムアンに移動することになる。

Air Asia Flight.jpgタイ・エアアジアはエアバス製の旅客機A320型機24機をタイなど8カ国の28都市に運航している。従業員約2200人。2011年の旅客数は730万人だった。スワンナプームでの発着便は1日140便で、同空港の発着便全体の16―17%を占める。

 ドンムアン空港は長くバンコクの玄関口だったが、2006年のスワンナプーム開港後は格安航空やチャーター便用の空港として使用されてきた。現在はタイ国際航空系の格安航空ノックエアが拠点とし、昨年の旅客数は340万人だった。

 タイ政府は今月19日の閣議で、16億バーツを投じてドンムアン空港の設備を整備し、旅客数を年1400万人程度まで増やす計画を打ち出した。スワンナプームを利用している航空会社のうち14社以上をドンムアンに移転させたいとしており、これまでに3、4社が移転に興味を示したという。

 ただ、ドンムアンは昨年10―11月、洪水で滑走路が深さ2メートルの水に沈み、逃げ遅れた旅客機数機が浸水した。現状では十分な対策がなされたとは言いがたく、洪水の再発で機能が停止する恐れがある。

 スワンナプーム空港は年間4500万人の旅客処理能力に対し、旅客数は昨年約4800万人、今年は5100万人に上る見通しで、混雑が慢性化している。今月11日からは2本ある滑走路のうちの東滑走路の一部閉鎖・改修工事が始まり、状況が一層悪化した。タイ政府は625億バーツを投じて空港設備を拡張し、旅客処理能力を2017年までに年6000万人に引き上げる方針だが、今後5年を乗り切るのが困難と見て、ドンムアンの再活用にかじを切った。

国際便もあるエアアジアが10月1日からドンムアンに完全移行することで、ドンムアン空港が再び国際空港として復活するわけですが、スワナプーム空港からドンムアン空港への乗り継ぎは非常に不便です。この2空港間の利用者の送迎サービスなどがあるといいのですが。ドンムアンに移行することで、航空会社には恩恵があるそうですが、それを利用者に還元できると嬉しいですよね。

NNAより

国営空港運営会社エアポート・オブ・タイランド(AOT)は、格安航空のバンコク発着をドンムアン空港に集約させることに伴う優遇措置を、全社に適用する。AOTのアニルット社長が28日、対象外としていた航空会社5社の代表と会談し、対象に含めることで合意した。6月29日付バンコクポストが伝えた。

 優遇措置は着陸料、駐機料を最大で95%割り引くもの。AOTは当初、政府がドンムアン集約方針を発表する以前から同空港を利用していたノック・エアやオリエント・タイ航空などは対象外としていた。これを不満とする5社の代表は先に、ジャルポン運輸相と会談して適用の合意を取り付けた。AOTのアニルット社長は5社への優遇措置の適用について「公正を期すが、(適用済みの各社とは)形式が異なる可能性がある。近く詳細を決める」と述べた。

 ■スワンナプーム遅延で補償も

 スワンナプーム国際空港のソムチャイ・ディレクターは28日、滑走路2本のうち1本の一部をメンテナンスで閉鎖しているのに伴い発着に遅れが出ていることについて、ケース・バイ・ケースで補償を検討する方針を明らかにした。これまでのところ補償を求めている航空会社はないという。工事は8月9日までの予定。