巨大中国製品市場がやってくる

made in china.jpgタイで生活をしていると、日本にいたときと同じくらいMade in China製品に出くわします。例えば、衣料品問屋街プラトゥナームの激安服。早い時間に出かけると、オープンしたての店では、中国語が書かれた大きなビニール袋の中に詰められた大量の服を品出し中だったり。ヨーロッパのブランドを真似たデザインの、合成皮もしくはビニールのバッグには中国のタグが下がっているし、5枚で100バーツなどの激安ショーツにも中国語のシールが。

食料品に関しては、お菓子が多いでしょうか。スーパーに行くと、不思議な日本語表記のクッキーや海苔が売られていますが、それらのほとんどが中国製品。以前、海苔ではなくてゴムでしたという恐ろしいニュースがありましが、私は時々不祥事を起こすMade in Chinaを好きになれません。

記憶に新しいところでは、中国製の粉ミルクにメラミンが混合されていた、というニュースがありますが、「先入観は持ってはいけない」と頭ではわかっていつつも、どうも中国製品というと毒入り餃子とか、恐ろしいものを連想してしまいます。

とは言っても、中国と密接な関係にあるタイ、中国人も多いタイですから、タイの市場にはMade in Chinaは溢れているわけです。

均一ショップ.jpgスーパーの入り口や市場などにある「20バーツ、25バーツ均一ショップ」などの製品もそう。ライター10本セット、歯ブラシ6本セット、裁縫セットなど、どうやって利益を出してるのかわからない商品も多い。どれだけ人件費が安いのか、材料費が安いのかはわかりませんが、安すぎるというのもそれはそれで怖い。

このように中国製品というと「安い」ところにメリットがあるようで、このたびバンコク郊外に「巨大中国製品市場」の建設が決定されました。

YOMIURI ONLINEより

中国・雲南省の投資会社がバンコク郊外に15億ドル(約1250億円)を投じ、中国製の雑貨などを取り扱う東南アジア最大規模の巨大商業施設を建設する。


 7万以上の中国業者が入居し、中国から輸入した製品を東南アジア諸国連合(ASEAN)や欧米市場に再輸出する機能も担う計画だが、タイの中小・零細企業は安価な中国製品の流入に懸念を強めている。

中国版.jpg投資会社が18日に発表した計画によると、東京ディズニーランドの約4倍に相当する200万平方メートルの広大な用地をバンコク東部の国際空港近くに確保。小売・卸売市場を3期に分けて建設し、中国・浙江省義烏にある世界最大級の日用品卸売市場の「弟版」として、膨大な量の衣類、貴金属、玩具、雑貨、自動車部品、食料などを取り扱う。第1期(50万平方メートル)は2012年10月の開業を予定している。

 中国とASEANの間では自由貿易協定(FTA)が発効しており、中国企業は雑貨などを低関税でタイに輸出できる。中国は東南アジアの中心に位置するタイに中国製品の保管場所となる巨大拠点を直接構え、ASEAN全体への売り込みを加速させる狙いだ。

 バンコクは浙江省よりも欧米などの買い付け担当者が訪れやすく、欧州などへの再輸出も見込んでいる。

 これに対し、タイの製造業や小売業者は「東南アジア市場が中国製品に席巻されてしまう」(製造業団体の幹部)と反発を強めている。

Newsclipウェブ版より

中国の日用雑貨の集散地として知られる浙江省義烏市の雑貨市場「義烏小商品城」は雲南省の投資会社、阿詩瑪文化産業投資公司の出資を受け、タイ・バンコク郊外のバンナー―トラート通り10キロ地点に大規模市場「泰中国際精品城(タイ・チャイナ・インターナショナル・プロダクツ・シティ)」を建設する。

第1期開発では売り場面積50ヘクタールのショッピングモールを開発し、今年3月着工、2012年10月開業の予定。投資額は約150億バーツ。売り場の70%で工芸品、衣類、かばん・革製品などの中国製品、30%でタイ製品を販売し、年商450億―500億バーツ、7万人の雇用創出を見込む。

タイを拠点に第三国への輸出も狙っているとありますが、タイ人の消費欲が向かないわけなく、タイで商売をしているタイの業者にとっては脅威となることは私にもわかります。プラトゥナームなんか「すでに競争は終わりました」、くらいの低価格を売りにしているわけですから、更なる価格競争が起こったら利益は出るのか。

Megaバンナー.jpgところでバンナーといえば、今年の後半にタイ初のIKEAが入る巨大ショッピングモール「メガバンナー」が9キロ地点にオープン予定。こちらも46ヘクタール。タイチャイナインターナショナルプロダクツシティも大きいですが、近い将来バンナーにタイVS中国の構図ができるのでしょうか。

今年の8月12日(母の日)には、BTS(高架電車)スクンビット線がベーリングまで開通予定。バンナー駅もできますから、この辺りは新しいショッピングエリアとして盛り上がりそうですね。すでに、セントラルデパートや家具のINDEX、BigCなどがありますが、バンナーはバンコク西郊外の一台巨大都市になりそうです。

それにしても、巨大卸売り市場ができたら、一般の市場や商店街で売られる製品も「ここで買い付ける」店主が増えることでしょう。バンナーから比較的近い家の辺りの店にも、Made in China商品が更に幅を利かすんでしょうか。

他のサイト記事

エイズを苦にして「自爆」したベトナム人!

 エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因となるHIV...

เทศกาลเซ็ตสึบุน (Setsubun Matsuri)

เทศกาลเซ็ตสึบุน จะเริ่มวั...

พระญี่ปุ่น

ญี่ปุ่นนับถือศาสนาพุทธลัน...

図書館へ向かう道

サーミットタワー10階の図書館は、ソイ21にあるの...

屋台でアヒル

花火が終わって、20時も過ぎたので、おなかがペコペ...

Foi Thong - Golden Threads

Foi Thong ( Golden Thread...

バンコクのティージョートロット (駐車場)

来タイ10年ともなれば、タイで車を運転するのはもう...

コーヒーと薬

バンコクに住んでいると人も多いし渋滞も毎日、日差し...

タイ みんなDVD大好き

タイ人って洋画大好きだし、もちろんタイ映画も好きで...

Muay Talay

Muay Talay is a Thai trad...

Religion

Religion plays a very imp...

タイのチョコレート

タイではいろいろな国の料理が手軽に試せるし、タイ料...

タイ サッカー その2

以前タイ人の男の子で付き合ってはないけど仲良くして...

都庁が無料レンタル自転車!

王宮やエメラルド寺院など歴史豊かなラタナコーシン地...

ATMという言葉の違い

 タイの銀行でATMというと、日本のそれとはちょっ...

オーストラリアが英会話需要を吸収

 9位は、オーストラリア。3,000冊前後で推移し...

バンコク首都圏最東部を見直す3

 そのザ・モールバンカピの前のラップラオ通りを東に...

タイでもドンの両替2

 両替商では、プラトゥナムのスーパーリッチ本店と、...

年明け早々アグレッシブな・・・。

年明け早々アグレッシブな喧嘩をくりひろげるカップル...

新たなソーシャルメディアの人気に押されつつある Blog

SNS内のブログでいいんじゃない?ってことでは。...

がしかし・・・

こんなニュースもあります。...