バスの事件頻発

タイのバス1.jpg在タイの日本人でバスを乗りこなしている人はどれほどいるでしょうか。タイに長い私ですが、実はほとんどタイでバスに乗ったことがありません。後にも先にも独身時代友人とホアヒンへ出かけたときに利用した長距離バス1度だけで、バンコク市内を走る一般のバスは実は一度も利用したことがないのです。

その最たる理由としては、「行き先やルートがよくわからない」。なんとも致命的ですが、タイのバスは日本のように「○○経由△△行き」などと行き先が明記されておらず、路線が番号表記。ですから、ある程度事情通でないと目的地に行くのは難しいのが実際のところ。バスによっては、側面に主な停留場所を書いたものもありますが、一瞬で過ぎ去るバスのタイ文字を解読するのは一苦労です。

バスに乗らない理由として、次に挙げたいのは「安いけどリスキー」に感じること。ノンエアコンバスの場合は、窓開けっ放しで都心を飛ばしますから、車内に排気ガスが入ってくる。雨が降りだし、窓を閉めればいかにも蒸し風呂状態。

日本のバスではありえないことでしょうが、バス停で左斜線に寄り切れなかった場合、中央斜線で乗客を乗り降りさせることも多々ありで、よっぽど乗り慣れており、かつ機敏でないと危険なのです。そして、更にバスを拒否させたくなるような、恐ろしい事件がここのところ頻発しています。

Newslipウェブ版より

タイのテレビ報道によると、13日午後5時45分ごろ、バンコク都内のドンムアン空港近くで、走行中の公営路線バスが路上にいた学生風の男数人から銃撃を受け、乗客の女性(48)と男性(21)が頭などを撃たれ死亡、男女2人がけがをした。死亡した男性は職業訓練校の生徒で、警察はこの学校と対立する別の職業訓練校の生徒の犯行と断定し、捜査を進めている。

 タイ政府はこの事件を受け、死亡した生徒の学校を3日間休校することを決めた。生徒の安全を守るためとしている。

タイのバス2.jpgバンコク首都圏では職業訓練校の生徒による抗争事件が頻発し、生徒や巻き添えになった通行人が死亡する事件が相次いでいる。

 5月24日にはバンコク高架電車BTSバンナー駅下のスクムビット通りで、ナイフやこん棒、けん銃などを持った職業訓練校の男子生徒約20人が他校の生徒が乗った路線バスを徒歩で追いかけ、このうち1人がけん銃を発砲。銃弾2発がバスの窓ガラスを貫通し、乗客の銀行員の男性(20)が肩に1発被弾し重傷を負った。襲撃の様子は駅近くの防犯カメラに捉えられていた。

 翌5月25日夜、今度はバンコク都ノーンジョーク区で、路線バスが銃やナイフで武装した職業訓練校生らに襲撃され、バス運転手のタイ人男性(51)が銃で撃たれ死亡した。

バンコクの職業訓練学校の生徒たちによる闘争は、もう何年も沈静化せず。かつて、私の家の少し先でも、バスに乗った学生が別の学校の学生に銃で撃たれる事件が起きましたし、数年前の観光客にも有名なデパートMBKでの大乱闘は、今も記憶にはっきりと残っています。学生は運賃の安いバスを利用することが多いですが、そこで起きる喧嘩に一般市民が巻き込まれることがあります。

また、雨季真っ只中のタイ、夕方の渋滞に雨が重なると道路は渋滞、路面も滑るとダブルパンチな状況になりますが、ここで命を落とした方もいます。

タイ通より

タイのバス3.jpg11日午後6時過ぎ、バンコク都サトーン区ジャルンクルン通りソイ69近くのバス停前で、女性が路線バスにひかれ死亡した。

 タイ地元紙によると、バスはホアランポーン駅に向かう途中で、現場のバス停で乗客を乗せようとしたところ、女性(78)をひいてしまったという。

 地元警察は、事故発生時、雨が降っていたため、女性が足を滑らせ転倒、バスにひかれてしまったものと見ている。

バンコクで暮らす以上、公共の機関は使いこなせたほうが便利な場合もあるのでしょうが、しばらくは利用するのを見送っていようと思わざるを得ません。