バンコク市内での爆発事件 2

爆発後の散乱.jpg前回のブログで、今月14日にバンコク都心部で起きた爆弾事件について書きました。(http://www.thaiworker.net/cat592/bomb-prakhanon-1.html)発生直後に日本のメディアでも報道されていたようで、家族や友人から何通か心配するメールをいただきました。

この事件が特殊なのは、タイ人が絡んでない点です。イラン人がイスラエル人を狙ったものであり、そのために準備していた爆弾がイラン人のアジトで暴発、未発弾を持って慌てて逃げたイラン人が自爆というものでした。これだけ聞くと別の国での出来事のような感じがしますが、日本人居住者も多いスクンビットの東の端、プラカノンで起きたのです。

容疑者のうち自爆した1人以外は、14日当日の夜にスワナプーム空港で1人、もう1人がタイから脱出を図った先のクアラルンプール空港でそれぞれ逮捕されたそうです。

イランとイスラエルとでは核開発をめぐって緊張が続いており、この事件の前日にはインドのニューデリーとグルジアでそれぞれイスラエル大使館関係者の車に爆発が仕掛けられ、タイの警察が関連を調べた結果、タイで起きた爆発事件も同一グループによるものだと見ているようです。

Iran Japanese Radioより

タイのイスラム教シーア派指導者が、「首都バンコクでの爆弾設置に関与した4名の容疑者は、イランの反体制派テロ組織モナーフェギンのメンバーである」と語りました。
タイの英字新聞バンコク・ポストが伝えたところによりますと、このタイのイスラム教シーア派指導者は、「この事件の容疑者であるイラン人4名は、モナーフェギンのメンバーである」と述べたということです。
道路の反対側まで散乱.jpgこの宗教指導者はタイの政府高官や治安機関の間には、モナーフェギンのことが知られていないと強調し、「このグループは、1997年から、アメリカ国務省のテロ組織のリストに加えられており、過去の行動に注目すると、イランの現体制の転覆に向け、イランイスラム共和国の名を汚そうとしていた」と語りました。
さらに、「イランとタイの良好な関係に注目すると、イランによって爆弾が仕掛けられる可能性は非常に低い」と述べています。
タイの首都バンコクの各地で、14日火曜、複数の爆発が生じ、これにより、タイ人および外国人数名が負傷しました。
イラン外務省のメフマーンパラスト報道官は、この爆発へのイランの関与に関するイスラエルの非難は、イランとタイの友好関係を壊すためのものだとし、「イスラエルは、イランに対する心理戦やプロパガンダを常に継続している」と語りました。

また、犯人グループが逃走用に使ったのではないかと思われるステッカーが、バンコク都内のあちらこちらから見つかりました。

Newsclipウェブ版より一部抜粋

逃走用ステッカー.jpg20日、バンコク都内のプルンジット通り、スクムビット通りなどの周辺50カ所以上で交通標識や電柱などに「SEJEAL」と印刷されたステッカーが貼られていたことが明らかになった。今月14日にバンコク都内で起きた爆発事件の容疑者の1人が宿泊したホテルの客室で同じステッカーがみつかっており、タイ警察は爆発事件を起こしたグループがテロ攻撃の際の逃走経路の目印としてステッカーを貼りつけた可能性があるとみて、捜査を進めている。

バンコク週報WEB版より

スクンビット71の爆弾事件との関連が疑われている「SEJEAL」ステッカーについて、警察関係筋は2月23日、「スクンビット・エリアの銀行の防犯カメラにステッカーをはっている男の映像が残されていた」と明らかにした。

 警察は現在、夕暮れ時にステッカーをはっていた男の身元を突き止めるべく情報を収集中という。また、ステッカーがタイ国内で製造された可能性があることから、印刷所に情報提供を求めているとのことだ。

しかし、あんな普通の場所で国際テロがあったということは、一バンコク市民としてやはりぞっとするものです。3人逮捕だけではわからない真実を、きちんと暴いて明らかにしてほしいです。