ビールが飲める

ビールの季節でございます.jpg先の洪水の被害でビールの供給量が減っていた昨今のバンコク飲み屋事情。日本では暑い夏こそ屋外で生ビールですが、タイでは涼しいこの季節に外で夜風に当たりながら飲む。

例年は各地のデパート前に特設のビアガーデンができて、どこも人でにぎわうのですが、今年はあまり見かけません。「ビールが無い」のがその理由。スクンビットにある日系のレストランやバーでもしばらくビールの銘柄が一部欠品したり、生ビールのお預けを食らっていましたが、クリスマス前に嬉しい嬉しいニュースが入ってきました。

以下2件ともNNAより

アサヒビール、生産・販売を通常化(タイ)アサヒビールは、「スーパードライ」の生産が再開し、販売を通常化したことを明らかにした。製造元であるシンハ・コーポレーションのバンコク北郊パトゥムタニ工場の周辺地域が浸水したため、10月11日から11月6日まで稼働を停止していた。
同工場は1.5メートルの土嚢(どのう)で浸水に対応。一部決壊した箇所の修復やポンプによる排水を実施したことで、生産設備の浸水は免れたアサヒビールの王冠やビンなどのサプライヤーは被害を受けなかったが、道路の寸断などで供給が遅れたことや、流通センター機能が一部被災したため、11月下旬からの本格的な販売再開となった。
飲食店向けの樽詰め生ビールも通常の販売体制に戻っている。


辛口だぜ!.jpgスーパードライのタイ生産は2002年に開始した。当初はシンハの東北部コンケン工場で生産していたが、09年にビールの鮮度向上と増産を目的としてパトゥムタニに移管。冷温度調節が可能な新倉庫を併設し、アサヒの品質管理ノウハウを導入した。
同年から委託生産を、ライセンス契約に変更。販売もシンハ子会社に委託し、
バンコク中心から全国へと市場を広げている。

タイで一般的に買える唯一の日本のビール「アサヒスーパードライ」。きんきんに冷えた生をちょっと肌寒いこの季節に飲むと実に美味しい。冬になるのとアイスが食べたくなるのと原理が一緒かどうかはわかりませんが、暑い時期に氷を入れて無理やり冷たくして外で飲むより、ちょっと寒い今こそその美味しさが引き立つように思います。

またタイのビールブランド「チャーン」は国内外でブランディング強化を図るそう。

「ビア・チャーン(ゾウ・ビール)」などを製造・販売する酒造最大手タイ・ビバレッジ(THBEV)は来年、ブランドイメージの向上に今年を15%上回る14億バーツ(約35億円)の広告予算を投入する。国内の非アルコール飲料販売や海外のビール販売は好調だが、国内のビール販売が低迷しており、スポーツと音楽を通した若者向けのマーケティングを強化して売上高の回復を図る。

15日付バンコクポストによると、同社の今年1~9月の商品別販売量は、◇蒸留酒=前年同期比7.7%増の3億9,300万リットル◇「オイシ」の緑茶飲料=11.9%増の1億8,400万リットル◇飲料水=65.4%増の1億1,900万リットル◇ソフトドリンク=24.8%増の2,400万リットル◇栄養ドリンク=1.4%増――とそれぞれ増加したが、ビールだけが11.2%減の4億3,200万リットルと減少した。

一方、海外売上高はビア・チャーンがけん引役となって1~9月期で前年同期比21%の増収を記録。ビア・チャーンの売上高はオーストラリアで40%以上、東南アジア諸国連合(ASEAN)で30%以上の伸びを示した。また、ウイスキーの販売は米国で22%、中国で15%伸びたという。ビア・チャーンは現在、世界40カ国で販売されている。

Chang Beer.jpgこうした傾向を受け、来年は国内の若者向けマーケティングを強化してビール販売の回復を図るとともに、売り上げが伸びている海外でのブランドイメージ強化も継続する。近く「Live Life Like You Mean It」をキャッチコピーとしたブランドキャンペーンを国内で開始。その後、海外でも同様のキャンペーンを行い、世界規模でブランドイメージを統一する。SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の普及によって急速に変化しつつある若者の消費動向に合わせ、ユニークで斬新なキャンペーンを展開するという。来年の宣伝予算14億バーツのうち、3億バーツを海外に充てる。

■「エクスポート」5割増収目指す

15日付クルンテープ・トゥラキットなどによると、同社の今年の国内売上高は280億バーツ、海外売上高は10億バーツとなる見込み。来年はそれぞれ350億バーツ、15億バーツを目指す。

製品別では、アルコール濃度の低いビールのセグメントで「チャーン・エクスポート」の販売を強化し、今年見込み比50%増の売上高15億バーツを目指す。

タイの中年男性に人気のチャーンビール。もう少し下の世代を狙っているのでしょうか。さ、今夜も忘年会。駆けつけ1杯はやっぱりビールでしょう。