「酸」掛け事件

10日の日曜日、大阪ミナミの路上で起きた通り魔事件。事件の様子を伝えるニュース記事を読むと、ぞっとする内容ですが、バンコクでも最近、無差別に酸を掛けるというおぞましい事件が続いていました。

バンコクは実に人が多い、繁華街などはどこにどんな人が潜んでいるかわかりませんし、近年BTSやMRTなどの公共の電車の混み具合は東京や大阪に匹敵するレベルとなっています。そんなバンコクの街で続いた恐ろしい事件がようやく解決しました。

Neswsclipウェブ版より

5月から6月にかけ、バンコク都内の数カ所で通行人が酸のような液体をかけられけがをした事件で、タイ警察は11日、都内で記者会見を開き、廃品回収業のタイ人男(49)を傷害などの容疑で逮捕したと発表した。記者会見には被害者の英国人女性、タイ人女性らも同席した。

 男は犯行を認め、都内のサパーンクワーイ周辺で約10回、プラトゥーナム交差点からラチャプラソン交差点の間で7、8回、戦勝記念塔周辺で3、4回、ラープラーオ通り周辺で4、5回、パイプ洗浄剤を通行人にかけたと供述した。動機については、廃品回収で蔑視されたためと話している。警察は男の廃品回収用オート三輪に積んであったビンを押収し、中に入っていた液体の成分分析を行なっている。

左端が容疑者.jpgバンコク都内で酸をかけられたという情報はインターネット上で広がり、被害者とされる人のやけどを負った写真が広く出回っていた。警察は5月10日、26日、31日、6月4日に「酸のような液体をかけられた」という被害届を都内の複数の警察署で受理。10日午後、都内ディンデン区の路上にいた容疑者を逮捕した。

 バンコク都内では今年2月にも、バンコク高架電車BTSアソーク駅近くで外国人夫婦が酸のような液体をかけられたとして警察に被害届を出したが、警察はビル洗浄の洗剤が落ちたという見方を示していた。

とにかく犯人が捕まってなによりですが、「酸」を使った事件というのは、私はタイに来てからの方がよく耳にします。

三角関係に陥った女性が、恋敵の女性に酸をかけたという痴話喧嘩から発展したもの、または痴情のもつれで強い酸の入ったトイレ洗浄剤を飲んで自殺したというニュース。今回の事件もそうですが、簡単に手に入れられてしまう酸入りの液体を使った犯行や事件をこれまで何回かニュースで見てきました。

また、実際の事件ではないにせよ、酸を使った犯罪のシーンが映画やドラマであったりと、全く歓迎すべきことではありませんが、タイでは簡単に手に入る酸が凶器になることはおそらく多くの人が認知しているでしょうし、それを悪用する人がいます。

通り魔的な事件は未然に防ぐことはできないだけに、特に女性にとって非常に不気味で恐ろしい事件でしたが、犯人逮捕で一安心。ですが引き続き外を1人で歩くときは油断せず、外国人であるがゆえに狙われることもありますから、特に大都会バンコクでは気を引き締めていく必要がありますね。