ギンジェー(菜食週間)中

ギンジェー2011.jpg今年もやってきました、1年に1度のたった10日間だけのベジタリアンウィーク。今年は洪水被害が大きいこともあり、テレビや新聞を見ていてもあまり「ギンジェー(菜食)週間」のニュースが取り上げられておらず、さっき朝食を頂くまで無自覚でした。

そのメニューとは、パットセンミージェー。細めんを炒めた焼きそばのようなものなのですが、具が野菜ときのこオンリー。副菜はお豆腐と野菜の炒め物。しっかり油を使って料理しているので、食べ応えがあり、義母に「ギンジェー(菜食)料理にしたのよ」と言われるまで気づきませんでした。

タイランドハイパーリンクスより

太陰暦の9月1日から9日間行われる菜食週間(キンジェー、กินเจ)は、2011年は9月27日より10月5日までとなります。
キンジェーとは華人系の人々を中心とした習慣で、期間中は肉類とニンニクやネギ類など匂いのきつい野菜以外を食べて過ごします。
黄色地に赤で「齋」と書かれた旗やステッカーのあるお店ではキンジェー料理を提供していますが、キンジェー料理には油がたくさん使われているため、健康に害を及ぼす可能性があるという報道もされ、注意が必要となります。

もともとは、中華系の人が肉類を絶って身体を清めるためのギンジェーですが、これを逆手に取って商売、商売の枠を超えてお祭り騒ぎ的な要素があります。

油分たっぷり.jpgスーパーや市場の食品売り場には、「齋(ジェー)」の赤い文字が書かれた黄色い旗があちこちに上がり、普段は影のほうにあるベジタリアンフードや野菜、きのこ、豆類が表に並び、ベジタリアンフードが特設売り場で販売されます。

上のニュースにもありますが、肉類が一切だめな上ににんにくやねぎなどの香味、さらにはタイ料理に欠かせないココナッツもNGとなりますから、せめて油をたくさん使って満足感を得ましょうとばかりに、植物性(と思われる)油を大量投入したと思われるギトギトしたおかずが多い。10日間もベジタリアン続けたら痩せそうなものですが、ギンジェー料理に切り替えたら逆に太るようなラインナップです。

Newsclipウェブ版より

中国系タイ人が肉食を断ち身を清める伝統行事「キンジェー」が始まった。

 東部チョンブリ市では27日、チョンブリ県副知事らが「齋(ジェー)祭り」の開幕式を行い、巨大なフライパンで作った100キロ以上の野菜焼きそばを住民らにふるまった。

 バンコク都庁とバンコク高架電車BTSは28日、BTSナショナルスタジアム駅の高架歩道に1500人分の精進料理を用意し、通行人に無料で提供した。精進料理の無料提供は30日まで行われる。

このギンジェー週間には「菜食を楽しむ」感じがありますが、この期間に限らず菜食を通す人がいます。もともとベジタリアンな人もいますが、何か願いや祈りが叶うように、ある期間菜食になる人がいるんですね。この場合は特別なベジタリアンフードを頂くのではなく、普段の食事から肉類、魚介類、卵、牛乳を省くスタイルを取りますから、身体が浄化され精神統一に繋がるというのが理解できます。

さて、我が家の食卓にはこの菜食週間中、菜食も非菜食も並び、ギンジェーをするかしないかは個人の自由。義理の姉は夜だけ菜食、それってむしろプチダイエットなの?的なところもありますが、昨年は近くにできたベジタリアンレストランに全員で出かけ「やっぱ、無理せず肉も魚も食べよう」となったことがあります。というのも「肉に見えるけど肉じゃない肉」とか「魚でないものでできたすり身」とかはっきり言って美味しくない。これだったらよっぽど普段から食べている野菜炒めや、きのこのパスタの方が美味しいよ、と全員一致で家に帰って食べ直しをしました。

Tha Siam.jpgそんなアンチギンジェーな私ではありますが、ひとつだけ「好んで食べる」ギンジェーメニューがあります。それは、「Tha Siam」という赤豚のマークが目印のヌードルレストランにある「グイッティアオトムヤムジェー(菜食トムヤム米麺)」。真っ赤なトムヤムスープの中に、麺が見えないくらいにカリカリの揚げ豆腐と袋茸が入った一品。酸味がきいたスープを、豆腐が吸い込んで実に美味なんですね。海老や鶏肉などの動物系出汁が無いからこそ美味しい。

でも、わざわざ菜食には今年も手を付けないでおこう・・・