4つのタイ料理 1

バンコク、急に寒くなりました。一昨日の夕方降った雨の後から気温がぐんぐん下がり、久しぶりに冷房も扇風機もいらない夜となりました。昨日の夕飯は外食だったのですが、レストランが寒かったこと。「冷房効きすぎだよ」と表に出たら、外も同じくらい涼しかったですからね。とはいっても、気温は20度以上。日本で暮らしていたら、寒いと形容するに及ばない空気ですが、亜熱帯の国タイにいる身体には「寒かった」。

さんま.jpgタイには四季がありません。あるのは、乾季、暑季、雨季の3つ。平均気温が28,5度ですから、1年中夏みたいなもの。ですので、日本の食卓における「春のたけのこ」とか「秋の秋刀魚」に相当するものがなく、レストランにも「夏野菜のパスタ」とか「ふぐちり解禁」てな感じのメニューはありません。

果物に関しては、マンゴは暑季のものが一番おいしかったり、乾季はみかんが豊富だったりと、多少の「季節もの」はありますが、野菜や魚は年間を通しておいしくいただけます。

タイでは「食卓から季節を感じる」ということがあまりなく、タイで生活を始めた当初は、少しメリハリがないように感じました。その後、結婚してタイの家庭に入ってみたら、「タイ料理ってこんなに種類があるのか」とびっくりするほど、料理上手なタイママによるあらゆる味のタイ料理が出てきました。

同じタイなのに、どうしてこんなにも味付けが違うのかとびっくりするほど、タイの料理には「地方性」があります。北部料理、東北料理、中部料理に南部料理。そこで今回は、2回に分けてタイの4つの地方の味の違いを簡単に紹介してみたいと思います。

タイ地図.jpg左の地図を見てください。

水色が北部で、チェンマイ県、チェンライ県、メーホンソーン県などがあり、ミャンマー、ラオスと接しています。その横緑の部分が東北部、イサーン地方と呼ばれる地域で、ウボンラーチャタニー県、コーンケーン県、ナコーンラーチャシーマー県などがあり、ラオスと隣り合っています。

黄色は中部、バンコクを中心にペッブリー県、スパンブリー県などがありますが、世界最大の米輸出国タイの農業の中枢地区でもあります。そして南部はピンク色の部分、タイ湾、アンダマン海に挟まれた半島部分でマレーシアに繋がります。リゾートで人気のプーケット県やクラビー県、さらに南下するとパッタニー県、ソンクラー県などがあります。

 

ケープムー.jpgでは、まずは北部料理から紹介しましょう。義理の弟がよくチェンマイに出かけるのですが、そのたびにお土産で買ってくるのが、ケープムー(豚皮を揚げたもの)、ナムプリックヌム(茄子や唐辛子で作ったディップ)、サイウア(ハーブ入りソーセージ)の3セット。

左の写真がケープムーですが、豚の皮を揚げたものって、日本語にするとものすごいカロリーが高そうですが、油っぽさは一切無し。スナック感覚でパリパリポリポリといけます。細長くて、かりっとするまで揚げたタイプと、豚の脂肪分を残して厚めに揚げたものと2種類あります。これを、黄緑色の辛くてもったりしたディップに浸して食べ、独得の香りがするソーセージをぱくり。なんだか、ドイツのソーセージとザワークラウトにポテトチップスみたいですが、この3点セットは素手で食べられる北部料理の定番として、バンコクのスーパーにも必ず置いてあります。

カオソーイ.jpgもうひとつ北部料理の代表と言えば「カオソーイ(カレーラーメン)」でしょう。平たい茹でたタイプと揚げたタイプとの2種類の卵麺が、ココナッツミルクたっぷりの赤いカレースープに入っていて、そこにちょっと酸味のある野菜やもやしなどをたくさん入れていただきます。 チェンマイの名産として有名で、日本人の口にとても合います。スープがマイルドであること、写真は鶏肉ですが、しっかり煮込んだ牛肉が具に入っていることもあり、グイッティアオよりも日本のラーメンに近いこってりさがあります。

バンコクでも食べることができますが、おいしい店を探すのは難しいようです。一度、クイーンシリキットコンベンションセンターの食堂で食べたことがありますが、入れ放題のナムプリックパオ(甘辛味噌)を入れすぎて激辛に。

さて次は東北、イサーン料理です。特徴は、とにかく「辛い」こと。タイの地方料理といえばイサーン料理という連想をする人も多いでしょうが、辛い辛いイサーン料理好きな人はとても多く、どこに行ってもイサーン食堂、イサーン屋台はタイ人で賑わっています。

ソムタム.jpg代表格は何と言っても「ソムタム(青パパイヤのサラダ)」「ガイヤーン(鶏の丸焼き)」「カオニアオ(もち米)」の3点セット。特に女性の「ソムタム好き」は非常に多く、我が家でも週末になるとタイママオリジナル、もしくは近所の店から調達してきたソムタムが3皿ほど並びます。タイママは中部の出身ですが、タイの主婦は皆ソムタムを作ることができるそうで、日本の味噌汁や漬物じゃないですが、家庭の味、おふくろの味が出る一品。

お店で注文するときも、「唐辛子を入れる本数」や「入れる具」など、作ってくれる人に自分好みのレシピを伝えるのが普通です。あまり辛くないソムタムタイ、沢蟹入りのソムタムプーは定番、そのほかインスタント麺を入れたソムタムママー、果物で作るソムタムポンラマーイなど変わりどころもあります。人気なのは、魚を発酵させて作る独得の匂いがあするパラー入りのソムタムではないでしょうか。しょっぱいし、辛いしで、ひーひー言いながら食べてる女性グループをよく見かけます。

そのほかにも、竹の子をやわらかくしょっぱく煮た「スープノーマーイ」、ひき肉サラダの「ラープ」など、炒ったお米を細かく砕いたカオクアポンを入れるのも特徴ではないでしょうか。赤アリ、バッタや幼虫などを揚げたものなど、珍味もあります。一方、ガイヤーンやコームーヤーン(豚の喉肉)などの、バーベキュー肉料理はとても食べやすく、ご飯が進みますよ。

次のブログではタイ南部地方の料理から紹介します。

 

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