8番らーめん

子供の日でした.jpg昨年の10月、全国の学校が中間休みの真っ最中にバンコクを襲った洪水、このおかげで臨時休校が続き、学校が再開した11月から3月までは、毎週土曜日が振り替え登校となっています。これまで週休2日だったのが1日となり、子供たちはもちろん、親や先生も多少疲れてきたところに、先週末は嬉しい3連休でした。日曜日をはさんで土曜が子供の日、月曜は先生の日。子供の日は、遊園地や動物園など全国のあらゆる施設が入場料無料、デパートなどでも子供向けの催し物が目白押しでしたが、それに伴う交通渋滞をニュースで見てしまった我が家は、一日ずらした日曜日に子供とショッピングモールに出かけてきました。

子供のお目当ては巨大遊技場、トランポリンや滑り台やトンネルなどのアスレチックなジャングルジムがあるワンダーランドです。ここで目一杯遊んだ後は子供の好きなものを食べようとレストラン街に下りたのですが・・・

子供は大のラーメン好き、それもふつうの醤油ラーメンやあっさりつけ麺が好き、そして餃子が大好物ということで、このショッピングモールに来ると十中八九入るのが、表題の「8番らーめん」。なのですが、まだお店はクローズのままで、子供は肩を落とし「うどんでもいいよ」と大戸屋で夕食となりました。

思えば昨年10月下旬に出かけたMBKで、デパートは営業中なのに臨時休業しているのを見かけてからもうすぐ3ヶ月。洪水による影響を受けて、長いこと暖簾を下げたままの8番らーめんでしたが、徐々に再開しているようです。

Newsclipウェブ版より

8番らーめんタイの店舗.jpgラーメン店「8番らーめん」を展開するハチバンは16日、洪水の影響で休業中のタイの全91店のうち、バンコク首都圏の7店の営業を1月14日に再開したと発表した。2月下旬には改装中の1店を除く全店舗で営業を再開し、3月中旬に3店を新規出店する予定。

 ハチバンは昨年10月、タイ中部パトゥムタニ県ナワナコン工業団地にあるセントラルキッチン(店舗食材の加工施設)が洪水で浸水したため、全店休業を余儀なくされた。セントラルキッチンの復旧が進んだことから、1月11日から一部製品の製造を再開。今後、稼働率を引き上げるとともに、被害を受けた製麺ラインを将来の店舗数拡大に備えた新規製麺ラインに変更する。

8番らーめんは、1967年に石川県加賀市の国道8号線からスタートした日本のラーメン店。タイ上陸は1990年、つい先日全館改装がスタートしたシーロムコンプレックスに海外初店舗としてオープン。タイで実に22年の歴史と実績を誇る、元祖日本のラーメンなんですね。

日本では中部、西部中心の店舗展開で関東では埼玉県にしかないことから、私はタイに来て初めて8番らーめんを食べました。バンコクはここ数年、ものすごい勢いで日本の本格ラーメンが相次いで出展し、とんこつ好きの旦那に付き合ってあちこちで食べましたが、元来小食の私には重過ぎる。ところがこちらの8番のラーメンは、量が多すぎずこってりしすぎない。日本の中華そばを程よくいただけるところが、私と子供の胃にも合っているんですね。

タイの8番メニュー.jpgメニュー内容はほぼ日本と同じ、醤油味の8番らーめん、味噌、とんこつ、坦々麺、つけ麺、焼きそばにチャーハンなどがありますが、タイならではのトムヤムクンラーメンもありあす。どこの支店でも、店内のほとんどがタイ人、テーブルを見るとあまりトムヤムクンラーメンを食べている人はおらず、人気は「とんこつ坦々麺」と「唐麺」ではないでしょうか。どちらも「辛」マークが付いてはいますが、タイ人の舌にはまだまだ辛さが足りないようで、テーブルのラー油やら唐辛子やらで、タイのラーメングイッティアオのごとく好みの味付けをしています。

8番らーめん.jpgタイの工場で生産しているため、価格が低いのも魅力のひとつなのかもしれません。どれも1杯60~90バーツ程度ですので、これで日本の味が食べれれば安いですよね。ちょっと懐かしめのJポップが流れる店内で中華そばをすする、悪くないですよね。

来月末までには全店舗再開ということですが、次こそ子供が餃子とらーめん、それから麺の上に載ってくる8のマークが入ったかまぼこを思う存分食べられますように。

タイの店舗一覧はこちらから見れます。

http://www.hachiban.co.jp/countries/thailand/index.html