マンゴスチン

今が旬のマンゴスチン.jpgここ最近政治関連の内容が続きましたので、今日は今が旬のフルーツ「マンゴスチン」のお話をしたいと思います。

この時期商店街や市場の果物屋や露店では、マンゴスチンが大量に売られています。値段はだいたい1キロ18バーツ前後。タイのフルーツは、個数売りではなく量り売りが基本。山積みにされたマンゴスチンの山から、好きなものをビニールに積めて買います。

「果物の女王」と呼ばれる、日本では珍しいフルーツ「マンゴスチン」ってどんな果物?

 まずは、ウィキペディアによる解説を掻い摘んで引用すると、

マンゴスチン(学名:Garcinia mangostana)は東南アジア原産の、オトギリソウ科フクギ属の血常緑高木。タイ語でははマンクット(มังคุด)という。

マンゴスチンは柔らかい果肉、強い甘みとさわやかな酸味で上品な味わいのため「果物の女王」と呼ばれる。デリケートな食感を楽しむため生食が一般的だが、ジュース、ゼリー、缶詰に加工されることもある。

mankut3.jpgそれではマンゴスチンの外側から見ていきましょう。

緑のヘタと紫の果皮。食べられる部分は、紫の部分の中身です。この果皮はけっこう硬いため、ナイフを使うのが一般的です。果皮の中央部分くらいに浅めに切り目を入れ、そのままナイフを一周させると上下にパカッと開けます。

ちなみに、果皮はどんどん乾いていきますので、乾いて硬い状態のものは収穫されてから時間が経っているもの。ですのでマンゴスチンを買うときは、皮の部分がまだ少し柔らかいものを選ぶと良いですね。

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そして、開くと白い果肉が出てきます。この白い部分が食べられる部分です。そのままかぶりついてもいいですし、フォークで一粒ずつ取り出して食べるとお上品です。

お味は、甘酸っぱく果汁が非常に豊富。常温でも美味しいですが、冷やして食べると更に味が引き締まって美味です。

果肉の中に種が入ったものもあります。また、種っぽいけど噛んでるうちに果肉に混ざって食べれちゃった、というものもあります。

ところで写真の果肉は、ひとつの大きな房と小さな房が全部で7つありますが、だいたい5個以上の房から成っています。

mankut2.jpgこの房の数は実は果皮をあける前からわかります。ちょっと写真が暗くて申し訳ないのですが、果皮のお尻部分をよく見ると、7つのお花のような模様が。

この部分と果肉の部分は形状も数も一致しているので、食べる前に中身の房の数がわかるという仕組みです。

ちなみに、写真のマンゴスチンには中央上部分に黄色い斑点がありますが、これは果皮が硬化してきている証拠。斑点が多いものは、中身の房の一部が黄色く変色している場合があり、渋くて食べられません。

ところで、マンゴスチンは美味しいだけでなく、様々な効用があります。主な栄養分はビタミンB1とマンガン、そして果皮の部分に抗酸化作用があるとされるポリフェノールの1種「キサントン」が含まれています。

mankut4.jpgタイではアロエと同じように万能薬として使われており、果皮の部分は感染予防薬として、果実は皮膚病の治療に、果肉エキスは解熱剤として用いられてきたようです。他にも下痢や結核にも効果があるとこのこと。こういった効用を生かした、マンゴスチン石鹸やシャンプーなんかも作られています。

果物の王様ドリアンが体を温めるのに対し、女王マンゴスチンは「体内を冷やす効果」がありますから、暑いこの時期に体の中からひんやりさせてくれるんですね。

最後に、マンゴスチンの果皮と果肉の間のスポンジのようなところから出てくる赤ワインのような液体は、染料として用いられることもありますが、一度布に付いたら落ちないのでお気を付けください。

日本では2003年から輸入解禁されたそうですが、1個いくら位するんだろう・・・