タイに来て驚いたことはたくさんありますが、「ビールに氷」もそのひとつ。ビールってちびちび飲むものじゃなくて、小さいグラスでぐいっと飲み干す飲み物じゃないの?と。
ビールに限らず、タイで冷たい飲み物をオーダーするとグラス一杯に氷が入ってくる。日本の喫茶店でアイスコーヒーを頼むと、大きめの氷が2~3個程度なのに対し、こちらはクラッシュアイスがグラスにぎっしり。ただし、コーヒーを濃い目に淹れているので味は薄まらない。
同じ原理で、タイのビールは濃い目にできていて氷を入れたらちょうどいいのかと思いきや、そうでもない。確かにシンハービールなんかは強いから薄めて飲んでもいいんでしょうが、やっぱりビールは喉越しが命。泡が消えて風味が薄まったビールじゃねえ。
ところが、なんと日本のキリンから「わざわざ氷を入れて飲むビール」が発売されたようです。
KIRINニュースリリースより
『キリンビール株式会社(社長 松沢幸一)は、"氷を入れるとコクが引き立つ、新スタイルビール"として、「キリン アイスプラスビール」を7月27日に全国のコンビニエンスストアにて数量限定で発売します。今年は節電などの影響で例年よりも"暑さ"対策への需要が広がることが予想される中、ビールの新しい楽しみ方を提案することで、市場全体のさらなる活性化と総需要拡大を図ります。発売品種は350ml缶です。
近年、嗜好の多様化にともない、ウイスキーや焼酎だけでなく、ワインや日本酒など、様々なカテゴリーにおいて"ロック"や"ソーダ割り"といった新しい飲み方が広がっています。当社はこのニーズに着目し、ビールでも"氷を入れて飲む"というユニークな新スタイルを提案するとともに、今後は"氷を入れて飲むビール"のカテゴリー化を目指したいと考えています。
「キリン アイスプラスビール」は、上面発酵酵母を使用することで生まれる発酵由来の複雑な香りとカスケードホップの甘い香りが特長で、氷を入れても薄くならないようしっかりした香味を実現するとともに、「すっきりした甘み」と「マイルドな苦味」を絶妙なバランスで味わっていただけます。
パッケージは、冷涼感のある青みがかった氷と少し濃いめに彩ったビールの液色のコントラストによって、"氷を入れて飲むビール"であることを斬新に表現しています。また、裏面には氷を入れて飲むことを楽しく分かりやすく伝えるイラストを記載しました。
広告では、発売時から雑誌、交通、インターネットなどを中心に幅広く訴求するほか、赤坂で人気のバーレストラン「P.C.A(Pub Cardinal Akasaka)」にて、7月21日より期間限定で「キリン アイスプラスビール」を販売し、様々なプロモーションを行います。
当社では、"麦※100%"のおいしさで支持いただいている「キリン一番搾り生ビール」や、ブランド生誕120年を超えて愛され続けている「キリンラガーブランド」などの定番ブランドに加え、今回の「キリン アイスプラスビール」のようにビールの新しい楽しみ方を提案することで、より多くのお客様にビールの新たな価値を感じていただく取り組みを継続的に行っていきます。』
驚くべきは、氷を入れることでコクが出て美味しさがアップすること。タイのビールじゃこうはいかないねえ、と友人がつぶやいていましたが、タイにいるビール好き日本人も大注目。
7月21日からの期間限定発売だそうですが、私の一時帰国にヒットしてるじゃないですか。しっかり試して参りましょう。
ところで、タイで飲める日本のビールと言えばアサヒスーパードライ。日系レストラン、バー、居酒屋など生が飲めるお店が増えています。ここ最近、雨が降っても降らなくてもじとーっと暑いバンコク、ビールでしゃきっとすっきり涼みたいものです。
今月初旬から、タイのアサヒビールがツイッターを開始、いつどこでどんなプロモーションをやってるかなどのリアルタイムの情報がチェックできるようになりました。
アカウント→ASAHIBEER_THAI
じゃ、今夜もいっときますか。