朗報です!
産経新聞より
『カジュアル衣料大手の「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは10日、来年秋にユニクロをタイのバンコク市内に出店すると発表した。
ユニクロの海外出店は2001年9月の英国が最初。今年は4月にロシアの「ユニクロ アトリウム店」、10月に台湾の「ユニクロ 統一阪急百貨 台北店」、11月のマレーシア「ファーレンハイト88店」とそれぞれ1号店を出しており、タイで11カ国・地域目となる。
タイでの具体的な出店地域や開業時期は未定。』
私が日本にいた頃のユニクロのイメージは、シンプルなんだけどなんか垢抜けない(ごめんなさい)というイメージでした。CMに出てくるような有名人が着たら格好いいのに、一般人が着るとどうってことないなあと。
ただ、品質の良さとシンプルさに関してはさすが日本製品、インナー用の無地のTシャツ、カシミア混合のカーディガン、靴下や部屋着などは愛用していました。
ところが、私が日本を離れてからのユニクロはファッショナブルに進化し続け、2007年にスキニージーンズが流行りだした頃、女性誌がユニクロのスキニーを紹介しているのを発見。帰国後、すぐに買いに行きましたよ。1本目のスキニーとして、値段もラインも最適でしたね。今も裾を切ってサブリナパンツとして履いてます。
その後も、ジルサンダーとのコラボの評判やら、ディズニーTシャツやら、着てみたい、欲しいアイテムが続々と出て、旦那ともどもユニクロのオフィシャルページを見ては、安いしおしゃれだし、いいねいいねと指をかじっておりました。
そして、待望のユニクロタイ上陸ニュース!台湾にあって、タイを通り越して、マレーシアにできたんだから、そう遠くない先に来ると希望的観測は持っていましたが、正式に発表されると嬉しいもんです。
ユニクロは、元は山口県で始まった衣料品店。昔、岡山県に行ったときに、大通りにどかーんとでかい倉庫風のユニクロがあったのを覚えています。ユニクロがまだ東京に進出する以前のことですが、既にGAPを知っている東京から来た私は、ユニクロを小ばかにして見ていましたが、1枚だけ購入したパーカーを着るなり、GAPよりも圧倒的に作りがしっかりしているのを身をもって確信しました。
さて、UNIQLOカミングタイに話を戻しますが、タイでの受けはどうでしょう。日本で「ファストファッション(流行を採り入れつつ低価格に抑えた衣料品を、大量生産し、短いサイクルで販売するブランドやその業態のこと)」に分類される海外の衣料ブランドで、タイに既に進出してきているのは、スペインのZARA、イギリスのTOPSHOP、アメリカのフォーエバー21とGAPなどがあります。しかし、これらのブランドでは日本よりもランク付けも値段も高く、入っているのも高級デパート。
関税の高さや、通貨の問題があるのでしょうが、どのブランドも日本で買う方が安い、という感じ。タイのオリジナルブランドに比べると少し値段は張るが、洗練されていておしゃれ。けれども品質に劣る。ファッションは水物といいますが、流行を追ったアイテムならば多少品質が悪くとも1シーズンフル活用。ベーシックなラインは、できれば長く着たいけれど、品質が耐えうるか、とか考えるとコストパフォーマンスは決してよくないというのが現状。
そこへ、そこへですよ。ユニクロに旋風を吹かしてほしいのです。納得できる価格と品質。期待してますよ。それから、年中夏だけどフリースも扱ってほしい。日本への一時帰国で、「あ、思ったより寒かった」というときは、成田空港の第二ターミナル店にお世話になってましたが、タイで買えれば成田で慌てる必要もなし。
つい先日、こんなニュースがありました。SankeiBizより
『カジュアルウエア「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは8日、海外でのユニクロ事業の拡大に向けて国内の店長や本部の管理職約900人を数年後に順次、海外拠点へ異動させる方針を明らかにした。』
彼らが先頭に立ってユニクロ的ビジネスをタイでどこまで浸透させるか、というのも注目ですね。天井まで届きそうな棚に、ずらーっとカラフルなユニクロ製品が並んでて、高いところにある商品はスタッフに取ってもらって、レジではまず1列に並ぶ。おおお、実に楽しみだ。大人の服もそうですが、何より日本の子供服がタイで買える、というのも嬉しい。来年のクリスマスはユニクロで揃えてあげようかな。待ってるぞ、ユニクロ!