唐突ですが、お化粧の中でマスカラってけっこう大事ですよね。
これまで、一斉を風靡したランコムのボリュームマスカラ、エレガンスのロングラッシュ、ヘレナルビンスタインも新作が出たらすぐ買っていましたが、デジャヴュが出てからは「塗るマスカラ」一本。価格が安い割にはボリューム感がすごいんだけど、パンダ目知らず。
タイに移り住んでからは、一時帰国で買い溜めた在庫がなくなると、実家から送ってもらうほど愛用していましたが、3年位前にこちらの香港系ドラッグストアWatson'sで取り扱いを開始。日本での値段は1500円、タイでは500バーツで発売、納得のお値段でしばらくはデジャヴュをリピートしていました。
ドラッグストアやデパート、スーパーに行けば、他にもいろんなメーカーのマスカラが売られています。外資系はディオール、シャネルなどの高級ブランドから、レブロン、ロレアルなどの低価格帯まで揃っていますし、マジョリカマジョルカ、キャンメイクなど日本のチープコスメだって手に入る。
それでも浮気せずデジャヴュを使い続けていたのは、欲しいまつげになれる(売り文句みたい)から。美容ジャーナリストを友人に持つ義理の姉が、よく化粧品の新製品を持ってきてくれますが、マスカラだけはデジャヴュから離れられなかった。
のですが、タイ人の同年代の女性の友人が、
「このマスカラはいいよ、ランコムもシャネルも使ったけれど、もうこれ以外のものは使えない」
と、デジャヴュを崇める私張りの絶賛をして見せてくれたのが、黒いパッケージの長めのマスカラ。
それが、Mistineのマスカラでした。存在は知っていましたよ。人気女優が演ずるテレビCMはよく見ますし、商品そのものも見たことがある。
そのマスカラとは、Mistine Prolong Bigeye Mascaraです。150バーツ前後という低価格で、かなりの目力アップ効果が期待できるのだとか。
ところで、Mistineとはどんな会社なのかというと、1980年代後半からあるタイのメーカーです。化粧品のほかにも、香水、ボディケアなどを扱っており、本社の脇の通りは「ソイミスティーン」という名が付いているらしい。商品の取り扱いは、スーパーやドラッグストア、それからセブンイレブンでも買えますし、電話注文もOKです。
化粧品には、チークや口紅もありますが、テレビCMを見ているとどうもアイメイクに力を入れている感じがします。コンスタントに新製品が出ては、綺麗な女優さんがその効果を画面いっぱいにアピールするので、確かに女性心は動く。
私も使ってみようとセブンで例のマスカラを購入。レジカウンターの後ろに、このマスカラと、アイライナー、あとはBBクリームがありました。
使い心地はどうかと言うと・・・よかった、よかった、実によかった。ボリュームはデジャヴュに劣るものの、綺麗にきちんと長くなっていく、塗っているうちに眉毛が上向きに伸びていく感じが気に入りました。そして持ちが良い。ボリュームが出過ぎない分、外での化粧直しで上から塗ってもダマになったり、不自然にまつげが厚くなることもなく、見た目もよかった。
というわけで、完全にこちらに乗り換えたとまではいきませんが、メイクの雰囲気によってMistineとデジャヴュを使い分けるようになりました。
それ以来、時々Mistine商品を使うようになりましたが、金の粒子が入ったファンデーションPure Gold Super Powder、ペンシルとリキッドの両方が1本になったアイライナー2in1 Eye Linerなどを試しました。ファンデもアイライナーも、どちらも「夏に強い」。タイの商品ですから当然なんでしょうが、耐水性が強く崩れにくいのが良いところ。
BBクリームにしても汗や皮脂に強く、それでいてS日焼け対策もしっかりされていて、メークの流行は韓国から持ってきているような印象を受ける商品展開ですが、効能や使い心地はしっかりタイのニーズに応えている。これが消費者の信頼を呼ぶのだと思います。
使ってよかったミスティーン。あなたにもすすめたいミスティーン。タイでタイの化粧品を使うのって、正解ですね。